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秩父路三大氷柱「三十槌の氷柱」「尾ノ内百景氷柱」「あしがくぼの氷柱」の氷の絶景

埼玉県・秩父には冬の2ヶ月間程だけ見ることのできる氷の絶景「秩父路三大氷柱」があります。
大滝の「三十槌(みそつち)の氷柱」、小鹿野の「尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱」、横瀬の「あしがくぼの氷柱」です。
湧水による天然の氷柱や散水による人工の氷柱もあり、毎年1月上旬~2月下旬まで鑑賞することができる氷の芸術です。
水の量や気温の差などによって、それぞれの氷柱が違った表情を見せ、夜にはライトアップもされ、幻想的な氷の世界を楽しむことができます。
今回はそんな秩父路三大氷柱の「三十槌の氷柱」「尾ノ内百景氷柱」「あしがくぼの氷柱」におでかけしてきました!

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岩清水が作り上げる天然の氷柱「三十槌の氷柱」

「三十槌の氷柱」は、秩父市大滝のウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場直下の荒川河川敷にある氷柱です。
秩父路三大氷柱で唯一、天然の氷柱を見ることができ、荒川源流の岩肌から染み出る湧き水が凍り、最大で高さ約8m、幅約50mの氷の芸術を創り出します。
散水して造られた人工の氷柱もあり、見頃を迎える1月中旬からは大滝氷まつりが開催され、ライトアップも実施されます。

秩父市大滝の槌打キャンプ場に到着しました。
樹木に積もった雪がキラキラと輝いています。

パンフレットを貰い、「三十槌の氷柱」まで歩いていきます。
「三十槌の氷柱」までは、槌打キャンプ場からよりウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場からの方が近いようです。

つちうちキャンプ場の管理事務所があります。
露天風呂もあるようです。

バンガローやログハウスが並ぶ道を進んでいきます。

かわいいフクロウの石像がありました。
親子のような3羽が仲良く並んでいます。

「三十槌の氷柱入口」と書かれた案内板がありました。

坂道を下りていきます。

坂道の途中の右手に「つちうちの氷柱」がありました。
つちうちキャンプ場で設置した人口の氷柱のようです。

綺麗な氷柱を間近で見ることができます。

荒川に架かる小さな橋を渡ります。

川岸には雪がたくさん積もっています。

荒川沿いを進んでいきます。

まずは「天然氷柱ゾーン」です。
人間の手を一切加えない、石清水が氷ってできた氷柱だそうです。

長く伸びた氷柱がたくさんあります。

自然が創り上げたとは思えない見事な氷柱です。

氷柱に雪が積もっていて綺麗です。

ここからは「人口氷柱ゾーン」です。
崖に流した水が、谷の厳しい冷気により氷ってできた氷柱だそうです。

こちらも見事な氷柱です。

天然の氷柱は透明に近かいですが、人口の氷柱は白っぽい印象です。

鋭く長い氷柱がたくさんあります。

一際目立つ中央の氷柱は、やや青みを帯びています。

ライトアップされるとまた美しそうです。

「あづまや」の小鹿野名物「わらじカツ丼」

「三十槌の氷柱」から「尾ノ内百景氷柱」に向かう途中で、小鹿野名物の「わらじカツ丼」を食べに行きました。

小鹿野町にある「あづまや」に到着しました。
引き戸に提灯の看板がいい雰囲気を出しています。

「わらじカツ丼」が小鹿野の名物のようです。

メニューは、天ぷら定食、エビフライ定食、とんかつ定食、ささみフライ定食、しょうが焼き定食、もつ煮定食、天丼、カツ丼、わらじカツ丼、親子丼、玉子丼、焼肉丼、カレーライス、カツカレーライスといろいろあります。

麺のメニューもあり、海老天ぷらうどん、野菜天ぷらうどん、肉うどん、山菜うどん、月見うどん、たぬきうどん、かけうどん、ざるうどん、海老天ざるうどん、野菜天ざるうどん、ラーメン、みそラーメン、チャーシューメン、四川ラーメン、四川みそラーメン、四川チャーシューメン、四川みそチャーシューメンと豊富です。

小鹿野名物の「わらじカツ丼」(800円)をいただきました。
一足の「わらじ」をイメージした2枚の大きなカツが乗っています。
甘辛いタレが染み込んでいて美味しいです。

こちらは「野菜天ぷらうどん」(600円)です。
大きな野菜かき揚げが付いており、食べ応え抜群です。

吊り橋から眺める渓谷の氷柱「尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱」

「尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱」は、秩父郡小鹿野町の秩父百名山の両神山を源流とする尾ノ内渓谷にある氷柱です。
地元小鹿野町の方が造る人口の氷柱で、2010年から一般公開され、渓谷に架かる吊り橋から眺める、滝と氷柱のコラボレーションは絶景です。
夜間のライトアップは、シーズン中5回のみで、光が織りなす氷柱と吊り橋の幻想的な光景を見ることができます。

「尾ノ内百景氷柱」の近くに「八日見山龍頭神社(ようかみやまりゅうかみじんじゃ)」がありました。
狛犬はオオカミで、龍神を両神山頂に祀る「雨乞い信仰」の社だそうです。
両神山は八日見(ようかみ)山とも呼ばれ、日本武尊が東征の折、八日間この山を見ながら旅をしたとの伝説があるそうです。

尾ノ内氷柱周辺の観光ガイドマップがありました。
日本一のセツブンソウの自生地「堂上節分草自生地」というのもあります。
「セツブンソウ」は、2月下旬から3月中旬に、雪が積もったかのように咲く白く可憐な花だそうです。

氷柱入口には売店があります。
お土産や「たらし焼き」というお好み焼きのような秩父地方の郷土料理が売られています。

売店の前には魚と水鳥の立派な氷の彫刻が置いてありました。
「尾ノ内氷柱交流会」で地元名物のかき氷として使われる毘沙門氷を削って制作されたようです。

尾の内渓谷のマップがありました。
吊り橋を渡った先に「かたくり群生地」があるそうです。
「かたくり」は、3月下旬~4月下旬まで、紅紫色の絨毯のように咲く清楚な花だそうです。

吊り橋(遊歩道)の案内板があります。

氷柱入口と書かれたアーチをくぐって、進んで行きます。

氷柱がありました。

「尾ノ内百景氷柱」の吊り橋に到着です。
辺り一面雪景色です。

気温は-3℃です。
2.7km先に「油滝」という滝があるようです。

吊り橋の前まで来ました。
吊り橋での見学は20名までだそうです。

雪を被った氷柱がたくさんあります。

氷柱の上にこんもりと積もった雪は自然が創り出した芸術です。

綺麗な氷柱に見入ってしまいます。

吊り橋を渡って行きます。

吊り橋の上から眺める氷柱は絶景です。

渓谷沿いを氷柱がびっしりと並んでいます。

荘厳な滝も見えます。

吊り橋を渡って対岸に来ました。

鋭く尖った氷柱がぎっしり並んでいます。

ロープのようなところにも氷柱が綺麗にできています。

吊り橋の先の道は登山道になっていますが、冬の間は立ち入り禁止となり、大きな氷柱が壁となっています。

「尾ノ内百景氷柱」は、500mもパイプを引いて人工的に散水して作られた氷柱だそうです。

かわいい小さな雪だるまがありました。

こちらはうさぎの雪だるまのようです。

吊り橋を戻って行きます。

橋の上には照明がセッティングしてあり、日没後にはライトアップされ、氷柱と吊り橋の幻想的な光景が見られるそうです。

空には爽快な青空が広がっていました。

澄んだ小川の前にひっそり佇む氷柱「ひさつき氷柱」

「ひさつき氷柱」は、小鹿野町三山久月地区にある氷柱で、秩父路三大氷柱ではありませんが、「尾ノ内百景氷柱」の近くなので寄って見ました。
地元の有志の人たちの手によって人工的に散水されて作られた氷柱は、秩父路三大氷柱に比べると規模は小さいですが、小川の流れる静かな空間にひっそりと佇む氷の芸術を楽しむことができます。

「ひさつき氷柱」に到着しました。

ひっそりと佇む氷柱が見えます。

銀世界の中に立派な氷柱が連なっています。

人工的に散水されて作られた氷柱ですが、斜面に綺麗に広がっています。

秩父路三大氷柱と比べて観光客は少なめなので、氷の芸術を独り占めできます。

氷柱の前の小川には簡易的な小さな橋が架かっています。

小川を渡って近くまで行ってみました。

下から眺める氷柱も美しいです。

「ひさつき氷柱」は、静かな空間で氷柱をじっくりと鑑賞できるので、おすすめの氷柱スポットです。

山の斜面に広がる壮大な氷柱「あしがくぼの氷柱」

「あしがくぼの氷柱」は、横瀬町芦ヶ久保の新しい観光名所として兵ノ沢(ひょうのさわ)地域に2014年に作られた人工の氷柱です。
山の傾斜を利用して沢水を蒔いて作られた、幅200m、高さ30mの大きな氷柱は壮大で、毎週金・土・日曜日にはライトアップも行われます。
秩父路三大氷柱の中で1番新しく、西武秩父線・芦ヶ久保駅から徒歩10分とアクセス良好で、2017年は6万人を超える来場者があったそうです。

芦ヶ久保駅に到着しました。
ここから「あしがくぼの氷柱」まで徒歩10分です。
樹木が青いイルミネーションを纏って綺麗です。

「あしがくぼの氷柱」と書かれたのぼり旗が出ています。
地面には木のチップが撒かれているので、歩きやすいです。

「あしがくぼの氷柱」見どころポイントその1「出会いの氷柱」の説明板がありました。
「鉄道のガードを抜けると、そこは氷の世界。冬の寒さによって作り上げられる氷柱は、氷の芸術品です。自然が作る氷柱のため、毎年その姿は変化します。今年はどんな姿をあらわしているのかな…」と書かれています。

広大な敷地にたくさんの氷柱が見えます。
ライトアップされていてとても綺麗です。

まるでクラゲが並んで泳いでいるようです。

「あしがくぼの氷柱」見どころポイントその2「絶景すぎる氷柱」の説明板がありました。
「ガードをくぐると、誰もが「おー!!」っと感嘆の声をあげたくなる光景が広がります。これからどんな光景に出会えるかとワクワクと期待が高まった人は少なくないのではないでしょうか…」と書かれています。

一面に氷柱が広がる光景は、まさに絶景です。

「あしがくぼの氷柱」の看板がありました。
ライトアップは、毎週金・土・日だそうです。

ライトアップされて幻想的な冨士淺間神社の鳥居をくぐって行きます。

「あしがくぼの氷柱」見どころポイントその3「車窓からの氷柱」の説明板がありました。
「ここは今年から拡大した氷柱エリア!電車の車窓からもビックリしてもらうと、氷柱おじさんが凍らせました。実はこの線路沿いのエリアのみ毎日ライトアップします。月〜木曜日の夜は会場内には入れないので、電車の中から見てね♪」と書かれています。

「あしがくぼの氷柱」見どころポイントその4「鉄道と氷柱」の説明板がありました。
「赤色のニューレッドアロー号のほか、白や黄色の電車が氷の世界を駆け抜ける。次に通るのは何色かな?もしかしたら、珍しいラッピング電車が通るかも?」と書かれています。

電車の中からも見てみたい美しい景色です。

「あしがくぼの氷柱」見どころポイントその5「おさわり氷柱」の説明板がありました。
「チビッ子に大人気。ここでは、見るだけでなく、さわることもできちゃうよ。でも、無理にこわさないで、そっとさわってね。足元が悪いのですべってケガをしないようにね。それとなめたりしちゃダメだよ。あぶないので人や氷柱に向かって氷を投げないでね。」と書かれています。

氷がキラキラと輝いています。

荘厳な氷柱が広がっています。
静かな音楽が流れる中、たくさんの人が氷柱に魅了されています。

ライトアップされた幻想的な氷柱を眺めながら、整備された遊歩道をゆっくりと歩いて行きます。

電車が一時停止して、氷柱を鑑賞しています。

深海にいるような幻想的な光です。

レインボーの光にゆっくりと変化していきます。

暗闇に青と緑の光が浮かび上がり神秘的な雰囲気です。

「あしがくぼの氷柱」見どころポイントその6「見返りの氷柱」の説明板がありました。
「もしかしたら運良く電車が通るかも?電車が通ったら人目を気にせず人一倍電車に手を振ってください。きっとあなたに応えてくれる方がいるはず♪また、振り返り、歩んできた道程と全体的な氷柱を楽しもう!」と書かれています。

電車が通過するトンネルの方を眺めると、青いライトを浴びた氷柱の絶景が広がっていました。

小さな雪だるまがありました。

緩やかな遊歩道の坂道を登って、展望広場まで来ました。
横瀬町ゆるきゃら「ブコーさん」に顔を入れて記念撮影できるスポットがあります。
手すりの前からは、ライトアップされた氷柱を見下ろすことができます。

「この先撮影スポット」と書かれた小道を下りて行きます。

一面青くライトアップされた絶景が広がっています。

赤色に変わりました。

次は緑色です。

紫色にも変化しました。

そして一番綺麗な虹色です。

広場に戻って、薪ストーブで温まりながら一杯無料で提供している甘酒をいただきました。

展望広場からは、氷柱とくねくねと曲がった遊歩道を一望できます。

遊歩道を下りて、冨士淺間神社の鳥居をくぐり、芦ヶ久保駅に戻ります。

「道の駅果樹公園あしがくぼ」に来ました。

食堂で秩父名物の「みそポテト」をいただきました。

「みそポテト」は「第5回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」 でグランプリに選ばているそうです。
あげたジャガイモに、甘めの味噌だれがかかっており、ホクホクで冷えた体にぴったりです。

おわりに

秩父路三大氷柱は、唯一天然の氷柱が見られる「三十槌の氷柱」、吊り橋と氷柱のコラボの「尾ノ内百景氷柱」、駅近で壮大な規模の「あしがくぼの氷柱」とそれぞれ見どころのある氷柱でした。
冬の澄んだ空気の中で、ライトアップされて浮かびあがる氷柱は、深海に漂うクラゲのようで、ゆったりとした癒しの時間を過ごすことができました。
中でも「あしがくぼの氷柱」は、駅から徒歩10分とアクセスも良好なので、都心ではなかなか見ることのできない氷の絶景を見に行ってみてはいかがでしょうか。

information

三十槌の氷柱

住所
埼玉県秩父市大滝4066-2(ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場) (GoogleMap)
埼玉県秩父市大滝4011-1(槌打キャンプ場) (GoogleMap)
アクセス
秩父鉄道「三峰口」駅より西武観光バス三峯神社線で20分「三十場(みそば)」で下車、徒歩約15分
関越自動車道「花園IC」より車で約90分
2018年開催期間
2018/1/6(土)~2018/3/4(日)
鑑賞時間
8:00~17:00
2018年ライトアップ期間
2018/1/13(土)~2018/2/12(月)
2018年ライトアップ時間
平日:17:00~19:00
土・休日:17:00~21:00
環境整備協力金
200円(中学生以上)
公式HP
https://navi.city.chichibu.lg.jp/p_flower/1403/

あづまや

住所
埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄2336 (GoogleMap)
アクセス
関越自動車道「花園IC」より車で約50分
営業時間
11:30~13:30
17:00~21:00
定休日
月曜日
公式HP
http://www.kanko-ogano.jp/archives/5818/

尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱

住所
埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢996-1 (GoogleMap)
アクセス
西武秩父線「西武秩父」駅より西武観光バス「小鹿野車庫」又は「栗尾」 行き乗車、「小鹿野役場」から西武観光バス「坂本」行きに乗り換え「尾ノ内渓谷入口」下車、徒歩約20分
関越自動車道「花園IC」より車で約90分
2018年開催期間
2018/1/7(日)~2018/2/25(日)
鑑賞時間
8:00~16:00
2018年ライトアップ期間
1/20(土)、1/27(土)、2/3(土)、2/10(土)、2/17(土)
2018年ライトアップ時間
日没~20:00
環境整備協力金
200円(中学生以上)
公式HP
http://www.nishichichibu.or.jp/hyouchuu/

ひさつき氷柱

住所
埼玉県秩父郡小鹿野町三山 (GoogleMap)
アクセス
西武秩父線「西武秩父」駅より西武観光バス「小鹿野車庫」又は「栗尾」 行き乗車、「小鹿野役場」から西武観光バス「坂本」行きに乗り換え「久月」下車
関越自動車道「花園IC」より車で約60分
公式HP
http://www.kanko-ogano.jp/archives/4059/

あしがくぼの氷柱

住所
埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保 (GoogleMap)
アクセス
西武秩父線「芦ヶ久保」駅より徒歩10分
道の駅果樹公園あしがくぼ第二駐車場(無料)から会場まで徒歩10分
2018年開催期間
2018/1/6(土)~2018/2/25(日)
鑑賞時間
9:00~16:00
ライトアップ開催日(毎週金・土・日曜日・祝日)20:00まで
2018年ライトアップ期間
開催期間の毎週金・土・日曜日・祝日
ライトアップ時間
日没~20:00
環境整備協力金
300円(中学生以上)
公式HP
http://www.yokoze.org/shisetsu/hyoutyuu/

道の駅果樹公園あしがくぼ

住所
埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保1915-6 (GoogleMap)
アクセス
西武秩父線「芦ヶ久保」駅隣接
営業時間
食堂:11:00〜16:00
(あしがくぼの氷柱ライトアップ時は19:00まで)
定休日
年末年始(12/30~1/2)
公式HP
http://www.yokoze.org/shisetsu/michinoeki_kajukoen_ashigakubo/
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