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世界四大博物館のひとつに数えられる台湾の「国立故宮博物院」

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台湾有数の観光名所として知られる「国立故宮博物院」は、台北市内北部にあり、中国の歴代皇帝と宮廷の貴重な文化遺産を所蔵する博物館です。
ルーブル美術館、メトロポリタン美術館、エルミタージュ美術館と並び、世界四大博物館のひとつと称えられています。
銅器、磁器、玉器、琺瑯器、彫刻、文具、銭幣、絵画、法書など、所蔵されている歴史的な至宝は約70万点ほどあり、すべてを見るには莫大な時間がかかると言われています。
今回はそんな台湾の「国立故宮博物院」におでかけしてきました!

羽田空港から台北松山空港経由で台湾の「国立故宮博物院」へ

台北へのフライトは、台湾桃園国際空港と台北国際(松山)空港のふたつの空港があり、羽田空港から台北国際(松山)空港までは、約3時間30分で行くことができます。
台北松山空港からは、MRTとバスやタクシーを利用して「国立故宮博物院」を目指します。

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羽田空港国際線旅客ターミナルに来ました。
4Fの江戸小路には、和風の佇まいのレストランやお土産屋さんがたくさんあります。

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3Fのチェックインカウンターでチェックイン後、出国手続きを済ませ、エバー航空の飛行機に乗り込みます。

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離陸後、安定飛行に入ると機内食が出てきました。
豚肉とじゃがいもの料理をいただきました。

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選べるもう一つの方は、海老が入ったクリームソースパスタです。

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約3時間30分で台北松山空港に到着です。
日本と台湾の時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。
高さ509.2mの超高層ビル「台北101」の看板があります。
「台北101」は、2004年に世界一の超高層建築物として竣工し、2007年7月にブルジュ・ハリーファに抜かれるまでは、完成建築物としては世界一高いものだったそうです。

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台湾マップがありました。
タイワンセブンイレブンのキャラクターで親しまれるオープンちゃんが紹介してくれています。

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MRT(地下鉄)の松山空港駅へ向かいます。

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MRT文湖線で「南港展覧館」行きに乗り、剣南路駅へ向かいます。

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剣南路駅にきました。

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ここからバスで「国立故宮博物院」へ向かう予定でしたが、バス停がわかりにくかったのでタクシーに乗って行きました。

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MRTやバスに乗るときは、悠遊カード(Easy Card) が便利です。
日本のSuicaやPASMOと同じ交通用のICカードで、コンビニでも使え、MRTの料金が2割引きになります。
MRT松山空港駅のインフォメーションセンターで購入(100台湾ドル)しました。

「国立故宮博物院」の美しい外観

「国立故宮博物院」は、北京にある紫禁城をモチーフに造られた博物館で、白を基調とした美しい外観を見るだけでも価値があると言われています。
敷地内には、中国の伝統的な庭園が再現された「至善園」もあり、絵のように美しい楼台、風情ある庭石、小さな橋のかかった小川、曲りくねる小道と池など、中国文化を堪能することができます。

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「国立故宮博物院」の正門入口に到着しました。

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正門前には、昔ながらのマンションが建っています。

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「国立故宮博物院」のマップがありました。
広大な敷地に中国庭園もあります。

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「天下為公」と書かれた門をくぐって行きます。
中国の古典「礼記」にある言葉で、「天下は公民のものである」という意味だそうです。

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正門付近は人気の記念撮影ポイントになっています。

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左右に大きな狛犬が鎮座しています。

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石段の道を進んで行くと、右手に小道を見つけました。

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「至善園小径」と書かれています。
ここから中国の伝統的な庭園がある「至善園」を散策できるようです。

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正門を振り返ると、存在感のあるマンションが異世界感を感じさせてくれています。

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「国立故宮博物院鋳鼎」がありました。
「中華民国八十一年八月吉日」と書かれています。

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左右に別れた階段を上ってきました。

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正門の方を見下ろすと、緑が多く、気持ちいい景色が見渡せます。

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遠くの方に、お城のようなオレンジのとんがり屋根の塔が見えます。

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石段の広場を進んで行きます。

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本館前に来ました。

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ガラスの屋根に文字が書かれています。

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階段を上ると、「中山博物院」と書かれた閉じられた門がありました。
「中山博物院」というのは、新館が竣工した際に蔣介石によって名づけられ、「中山博物院」という名称の建物を「故宮博物院」が使用するという形式がとられることになったそうです。

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この辺りも記念撮影ポイントです。

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本館を背にして右手には、第二展覧エリアや行政ビルなどが入った建物が見えます。

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第一展覧エリアのある本館に入ります。
地下一階のロビーには、孫文の銅像があり、孫文の直筆で「博愛」と書かれています。
350台湾ドルでチケットを購入し、いよいよ入館です。
オーディオガイドもあり、中国語、台湾語、客家語、英語、日本語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、広東語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、及び手話などがあり、レンタル料は一台につき150台湾ドルです。

「鐘・鼎の銘文-漢字の源流展」の「毛公鼎」と「宗周鐘」

まずは見所の多い第二展覧エリアの3階から見ていくことにしました。
301室の「鐘・鼎の銘文-漢字の源流展」では、「毛公鼎」と「宗周鐘」が展示されています。
伝世の「宗周鐘」は、西周の天子-厲王・胡が直々に製作させた礼器の中でも最も重要な楽器で、「毛公鼎」は西周の宣王の叔父で重臣であった毛公が鋳造させた礼器であり、鼎の中には世界最長の篆書の銘文が鋳込まれています。
「宗周鐘」には百二十二文字、「毛公鼎」には五百文字の銘文が鋳込まれているそうです。

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301室に来ました。
壁に「毛公鼎」の説明が書いてあります。

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「毛公鼎」がありました。
獣を模した3本足を持つ青銅の祭礼器具です。

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中に文字が刻まれています。
この文字は、銘文といい、胴内に鋳刻された三十二行、五百文字は、世界で最も長い銘文だそうです。

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「宗周鐘」の説明も書いてあります。

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「宗周鐘」がありました。
西周の厲王が製作した祖先の祭祀用の楽器で、造形は極めて整っており、銘文の言葉は高雅で、現存する天子が製作した器物の中で最も重要なものとされているそうです。

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銘文の内容は下記のように書かれているそうです。
「厲王は文王、武王の徳に従って、四域の領土を固めることに勤め励んだ。南方の濮の国の君主が大胆にも周の領土をたびたび侵犯したため、厲王は軍を率いて親征し、濮の国の都まで追撃した。そこで濮の国の君主は使者を遣わして臣服の意思を示し、同時に南方と東方の二十六カ国の代表もこれに随行して拝謁した。厲王は上帝と百神の加護に感謝し、この「宗周宝鐘」を製作した。もって勲功を記し、宗廟で奏すとともに、先王が子孫に福を授け、四方の太平が永遠に保たれんことを祈念する。」

「南北故宮 国宝薈萃」の「肉形石」と「翠玉白菜」

302室の「南北故宮 国宝薈萃」では、「肉形石」と「翠玉白菜」が展示されています。
「肉形石」は、玉髄類の一種である碧石(ジャスパー)で作られており、もともとある縞模様がおいしそうな豚バラ肉を連想させ、この模様を生かして上から下へと色の濃淡を変えて染められており、醤油で煮込まれた豚肉のような色艶が表現されています。
翡翠で作られた「翠玉白菜」は、翡翠本来の色を巧みに生かして、濃い緑の部分で層になって重なる葉が表現されており、白い部分には、水気たっぷりの新鮮な芯がうまく表現されています。

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302室の「南北故宮 国宝薈萃」に来ました。

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「肉形石」の説明板です。

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「肉形石」がありました。
高さ5.7cmの清王朝に作られた彫刻品で、思ったより小さいです。

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豚の角煮の一種である東坡肉(とんぽーろ)をモデルにしているそうで、プルプルした脂身が豚の角煮にそっくりです。

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「翠玉白菜」の説明板です。

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「翠玉白菜」がありました。
高さ19cmの白菜の彫刻で、翠玉彫刻の最高傑作と言われています。

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天然の翡翠と玉の混ざり具合を巧みに利用して、みずみずしさを見事に表現しています。

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白菜の葉には、多産を象徴するイナゴとキリギリスがいます。
白菜と昆虫は、吉祥を意味するそうです。

「敬天格物―院蔵玉器精華展」の「玉琮」

306室と308室の「敬天格物―院蔵玉器精華展」では、「美しく不朽」の石である「玉」が展示されています。
陰陽二気の運行に基づいて、美しい玉を円璧や方琮に作ったり、さらには神々や祖先の姿を彫り、暗号のような符号を刻み込んだりしながら、先人は「制器尚象」(大自然の事物を模して器具を製作)を通じて「同類感通」(同類が感応し合う)の法力を発揮し、神々との対話を求めたそうです。

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良渚文化晩期「玉琮」がある部屋に来ました。

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「玉琮」です。
高さ47.2cmで、玉琮四面直槽には暗号のような符号が彫られています。

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西周「帶璜組玉佩」です。
動物の形をした玉をつなぎ合わせています。

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「玉角形杯」と「玉高足杯」です。
玉容器です。

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右から「青金石山子」と「金珀雙鴛鴦」と「金珀鼻煙壷」です。
青金石(ラピスラズリ)は天空の深い青色で黄鉄鉱を内包し、それがきらきらと瞬く星の光のようであるため、古代には神秘的な石材として扱われることが多かったそうです。

「若水澄華─国立故宮博物院所蔵玻璃文物特別展」

304室の「若水澄華─国立故宮博物院所蔵玻璃文物特別展」では、玻璃を主な素材として製作された器物、玻璃が象嵌された文物やレンズなどが使われた器物が展示されています。
「玻璃(はり)」(ガラス)は、中華圏の歴史的文献に頗黎や陸離、流離、琉璃、薬玉、瓘玉、玻瓈、料器などの名称でも記録されており、人類文明の発展史上、最も早い時代に誕生した人工素材の一つで、新旧の文化を織り交ぜた永続的な価値を持つ素材として利用されています。

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「銅胎嵌料鑲錶轎瓶」です。

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時計が入った花瓶です。
瑠璃色に輝いていて、とても綺麗です。

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左から「琺瑯彩福壽連綿雙耳瓶」と「玻璃胎畫琺瑯福壽葫蘆小瓶」と「玻璃胎畫琺瑯嬰戲葫蘆瓶」です。
美しい模様が描かれています。

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「西洋玻璃花草紋盒」と「玻璃圓書鎮」です。
ヨーロッパ渡来の蓋つき容器で、花と草の紋で飾られています。

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「藍地灑金星玻璃護經板」と「藍地灑金星玻璃小盒」です。
金色に輝いています。

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「清內填琺瑯貼金瓶」と「內填琺瑯貼金爐」と「清內填琺瑯貼金盒」です。
濃い青色が美しいです。

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「金纍絲八吉祥供具」です。
神仏に供えるもののようです。

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「銅鍍金篏料瑞獣香薫」です。
神獣の形をした金銅の香炉で、硬石とガラスが埋め込まれています。

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「鼻煙壷」です。
嗅ぎ煙草を入れる容器だそうです。

「貴貴琳瑯游牧人─故宮所蔵清代モンゴル・ウイグル・チベット文物特別展」

303室の「貴貴琳瑯游牧人─故宮所蔵清代モンゴル・ウイグル・チベット文物特別展」では、清王朝とモンゴル、ウイグル、チベットなど、諸藩部間の往来や交流に関する文物が展示されています。 モンゴルとウイグル、チベットはアジアの内陸部に位置しており、地理的環境や宗教、歴史などにおいて、農業を主要な経済活動とする漢民族とは大きく異なる、この地域特有の遊牧文化や芸術が形成されたそうです。

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「金鑲樺皮鳳冠頂飾件」と「金纍絲鳳冠頂飾件」です。
カバノキの樹皮製冠頂(かぶり物の上部につける装飾品)で、鳥冠や翼尾、鳳足、雲形の台座などの装飾物は金でできており、鳳の身体と尾羽根には大小の真珠がはめ込まれています。
清代宮廷の后妃たちの冠頂によく見られる装飾だそうです。

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「金嵌寶石多穆壺」です。
多穆壺はモンゴルやチベットなどで飲まれているバター茶用のポットだそうです。

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「銀鎏金內填琺瑯嵌寶蓋罐」と「內填琺瑯嵌寶靶碗附皮盒蓋」です。
琺瑯というのは、鉄、アルミニウムなどの金属材料表面にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものだそうです。

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「金嵌寶石降魔寶刀」です。
金に赤いエメラルドとダイヤモンドが埋め込まれています。

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「包金嵌珠石帽花」と「金嵌珠石帽花」です。
「包金嵌珠石帽花」は、細長い金枝が中心の柱から外側に向かって広がっており、柱の上部には薄桃色のトルマリンがついています。

「古代青銅器の輝き―院蔵銅器精華展」

305室と307室の「古代青銅器の輝き―院蔵銅器精華展」では、青銅器が展示されています。
銅は兵器や楽器のほかは、主に祭祀用の容器に鋳造され、供物を入れて祖先を祭り、家族の末永い繁栄を祈ったそうです。
祭祀を行う際に置かれる礼器の数の多さが、貴族の身分と階級を象徴し、銅器は殷・周の貴族社会の中で最も重要な礼器だったそうです。

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「乳丁紋羊首罍」です。
罍(らい)というのは、盛酒器のことで、壺(こ)や瓿(ほう)と似ていますが、丈が高く、口部が小さく、頸部が短く、壺とは逆に器の上部の径が太く、底面が狭いのが特色だそうです。
肩に持ち手が複数ついており、羊の顔が4つ描かれています。

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嘉量(かりょう)の説明板がありました。
嘉量は大きな円筒形の枡の左右に1つずつ小さな枡がついた構造となっており、中央の大きな枡と小さな枡の片方は上下が枡となっており、もう片方の小さな枡は上のみが枡となっていて、この枡全てが標準器となっていたそうです。

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新莽「嘉量」がありました。
新代に莽王が改めて製作させた度量衡の嘉量です。

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嘉量は標準器としてほぼ万能といっていい機能を持っていたほか、枡の円形が極めて精密に設計されているなど、数学的にも非常に高度なものとなっているそうです。

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「嵌孔雀石綠松石鳥獸尊」です。
動物の形をした酒器です。

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壁に古代の絵柄が描かれており、雰囲気も楽しませてくれます。

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「人足獣鋬匜」です。
4人の人間が器を担ぎ、把手部分は、お酒を飲んでいる龍になっています。

「灯輝綺節─絵で観る元宵節と飾り灯篭 特別展」と「マルチメディア放映室」

「国立故宮博物院」の2階は、「書画展覧エリア」が中心となっています。
210室の「灯輝綺節─絵で観る元宵節と飾り灯篭 特別展」では、「新年の伝統行事」、「新しい年を迎える喜び」、「華やかな灯篭と春の訪れ」の三つのコーナーに分けて展示されています。
210室の奥には「マルチメディア放映室」というのがあり、デジタルの展示を行なっています。

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210室の「灯輝綺節─絵で観る元宵節と飾り灯篭 特別展」に来ました。
とても長い巻物のような絵があります。

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「マルチメディア放映室」に来ました。

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「自鳴畫夜」です。
光を投影して映し出されています。

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中央に時計のようなものがあります。

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「虛擬畫瓶花」です。

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クジャクが鮮やかな色に輝いています。

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色が変わって、とても綺麗です。

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柱には、美しい花が投影されています。

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「百駿圖畫室」です。
タッチスクリーンを使って、投影された馬の絵に色付きのペイントをできるようになっています。

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ジュゼッペ・カスティリオーネの「百駿図」という絵が使われています。

「心に適う—明永楽帝の磁器」

203室の「心に適う—明永楽帝の磁器」では、永楽帝の時代に作られた白磁、青花磁、紅釉磁など、精選した約100点の永楽磁器を、「内府焼造」「対外交流」「継承と模倣」の三つのジャンルに分類し、展示されています。

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右から「青花人物紋如意耳扁壷」と「青花山茶花扁」です。
俗に「抱月瓶」または「宝月瓶」と呼ばれており、形とつくりはイスラムのガラス器を模倣しているそうです。

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男の子がうつ伏せになった形をした枕「白瓷嬰兒枕」は準備中のようでした。

「集瓊藻—故宮博物院所蔵珍玩精華展」

106室の「集瓊藻—故宮博物院所蔵珍玩精華展」では、「珍」と「玩」を展示の主軸とし、「珍」のテーマでは希少で貴重な素材と稀に見る超絶な工芸で作られた文物が、「玩」では巧妙な意匠と精緻で古雅なつくりで賞玩者の心を虜にする作品が展示されています。
「集瓊藻」とは清の乾隆帝が所蔵していたある多宝格の名称で、貴重ですばらしい品物をたくさん集めるという意味があり、珍玩は複数の材質を組み合わせたものが多く、金銀、宝石、竹・木・牙・角、硯や墨などを中心とし、中には銅、磁、玉を素材とした意匠を凝らした作品も含まれているそうです。

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「掐絲琺瑯番蓮紋盒」と「掐絲琺瑯番蓮龍耳炉」です。
琺瑯器は釉薬を金属の素地に焼き付けた工芸品で、中でも掐絲琺瑯(有線七宝)の歴史が最も古く、銅線で囲んだ部分に各種釉薬を乗せて繰り返し焼き付けた後、表面を磨き、鍍金を施して完成させるそうです。

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こちらは、蝶やトンボの絵が書いてあり、色合いも綺麗です。

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「珊瑚魁星點斗盆景」です。
方形の玉の植木鉢から玉片で表現された波が湧き起こり、水中から龍の首と魚の尾を持つ翠玉の鰲魚が頭をのぞかせていおり、鰲魚の頭上に立つのは、朱色の珊瑚で彫刻された、体に帯をまとい七星を高く掲げた神-魁星です。
魁星は魁斗星君とも呼ばれ、北斗七星の第一星であり、人間界の試験や学問の運気を司る、地位や登用の星と伝えられているそうです。

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カラフルな簪(かんざし)のようなものもありました。

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「掐絲兼畫琺瑯酥油茶罐」です。
蓋と丸みを帯びた身、やや外側に反った高台には淡い青色のガラス釉を地とし、有線技法を用いた纏枝蓮文がびっしりとあしらわれており、器体の形はチベット人が酥油茶(バター茶)を入れる陶製の茶壷を模しているそうです。
有線技法で山や建物を表現した後、母子、侍女、花や蝶、山水の景色などを精細に描いて立体感を添え、華やかな浮き彫りと鍍金された大きな持ち手、鍍金部分に象嵌された珊瑚、青金石、トルコ石などにチベットの風情が色濃く表れているそうです。

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「集瓊藻—故宮博物院所蔵珍玩精華展」の大きな看板です。

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「彫象牙透花人物套球」です。
高さ548mm、直径117mmの21層の象牙彫刻で、それぞれが回転することができます。

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球体に整えた象牙に中心に向かって穴を開け、直角に曲がった鈎を用いて自在に動く球を一層ずつ掘り出し、さらに各種装飾を施すという、緻密で複雑な手法が用いられており、清代後期の象牙工芸品の代表作と言われているそうです。

「慈悲と知恵-宗教彫塑芸術」

101室の「慈悲と知恵-宗教彫塑芸術」では、その時代の信仰内容に合わせ、宗教の精神的内容を伝えて来た仏教の彫像が展示荒れています。
信者は彫像により徳を積んで幸福を祈り、修行者は彫像を観じて定慧の境地に達し、法会は荘厳な彫像により、仏の世界に寄せる気持ちを凝集させたそうです。

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「青銅鎏金大黑天立像」です。
鬼のような怖い表情をしています。

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「青銅鎏金南天王立像」です。
ふくよかな体型で、目を見開いています。

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「青銅鎏金釈迦牟尼仏坐像」です。
北朝仏教は、法華経、維摩詰経、涅槃経を中心としており、仏像の多くが釈迦、彌勒菩薩、観音菩薩だったそうです。

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「青銅鎏金佛塔」です。
佛塔というのは仏教信仰のために建てられた塔だそうです。

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「青銅鎏金観音菩薩坐像」です。
目をつぶって穏やかな表情をしています。

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「青銅鎏金坐佛三尊像」です。
背景がデザインされており、光が射して神々しいです。

「オリエンテーションギャラリー」の「八千年の歴史の流れ」

102室の「オリエンテーションギャラリー」では、「八千年の歴史の流れ」が紹介されています。
各年代の特色をカラーデザインの基礎として、異なる色彩によりそれぞれの時代の特色を表しています。

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「秦漢時期221 B.C.E.-220 C.E.」紹介のパネルです。
秦漢の生活用具は神山、仙人、霊獣、龍鳳などの紋様が流行し、これらは当時の人々の精神文化を象徴するのみならず、永遠の生命への憧れも表しているそうです。
主な作品は「玉辟邪」や「銅佳鏡」です。

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「宋代960-1279 C.E.」の紹介パネルです。
宋代には教育が普及し、朝廷は礼を重んじ復古の風潮が生じ、文士たちは礼器を深く学びその古典的な趣を味わい、質素な生活をよしとする一種の美学が尊ばれ、それが日常的な装飾や文具などの器物に反映され、過度の彫刻を避け自然であることを強調し、典雅な文人の趣が表されたそうです。
主な作品は「白磁嬰児枕」や「青磁蓮花式温碗」や「蘋婆山鳥」です。

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「元代1271-1368 C.E.」の紹介パネルです。
元代の社会的階級は明確に区別されており、帝国の中心的な権力を有するモンゴル人は「黄金氏族」と称され、帝国を築き上げる過程において、数多くの伝統的装束や制度、装飾紋様なども残し、それらは草原文化が中原に入り込んだ証となっているそうです。
主な作品は「画元世祖出猟図」や「元世祖像」や「元世祖后像」です。

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「明代1368-1644 C.E.」の紹介パネルです。
簡素で上品な宋代と元代の芸術に比べて、明代の芸術は活動的で多彩な変化に富んでおり、絵画では、宮廷絵画から抜け出して荒々しい装飾趣味を表現した「浙派」、優雅な文人的趣を表現した「呉派」があり、工芸作品では、生き生きとした変化に満ちた、濃厚な色彩表現が大きな特色となっているそうです。
主な作品は「穿蓮龍紋天球瓶」や「玩古図」や「雨餘春樹」です。

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「清代1644-1911 C.E.」の紹介パネルです。
清代は中国の二千年に及ぶ帝政最後の時代で、政治や経済、社会制度のいずれにおいてもその極みに達し、とりわけ清代初期の康煕、雍正、乾隆三朝は政治状況も安定し、文化芸術方面においても非凡な成果をあげ、神業としかいいようのない優れた美術品が国家の宝となったそうです。
主な作品は「翠玉白菜」や「銅胎画琺瑯蟠龍瓶」や「雕紫檀多宝格方匣」です。

「故宮博物院所蔵善本古書精粋」

104室の「故宮博物院所蔵善本古書精粋」では、「清宮蔵書」と「訪旧蒐遺」の二大テーマを設け、「清宮蔵書」は、清朝宮廷の膨大な蔵書とその分布、こだわりのある装丁などについて紹介し、「訪旧蒐遺」は、故宮成立後に継続的に購入、収集した古書、寄贈された善本を中心に展示されています。

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「国立故宮博物院」の歴史が書かれた絵がありました。
1925年に対外的に開放されたそうです。

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「蔵文龍蔵経」です。
康熙帝の祖母である孝荘太皇太后のボルジギン氏ブムブタイの命によって作られたそうで、內容は、秘密、般若、宝積、華厳、諸経、戒律の六大部を包括しており、釈迦牟尼が生涯をかけて説いてきた「教法」と規律を記した「律典」をまとめたチベット語の訳本です。

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覆いも意匠も非常に凝っており、皇家の気風に満ちており、「国立故宮博物院」が所蔵するチベット伝来仏教法典の中で、最も注目を浴びているものだそうです。

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龍蔵経の包み方が図解されています。

「国立故宮博物院」の夜景

第一展覧エリアを見学して外に出ると、暗くなっており、「国立故宮博物院」がライトアップされていました。

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建物がライトアップされていて、とても綺麗です。

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エントランスに続く通りもライトアップされています。

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ライトアップされた通りが闇に浮かび上がっています。
大きなヤシの実もうっすらと見えています。

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正門入口のバス停に来ました。

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士林駅行きのバスに乗り、「国立故宮博物院」ともお別れです。

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最後に台湾の通貨の紹介です。
台湾(中華民国)の通貨は、ニュー台湾ドル、あるいは新台湾ドル、台湾元で、略称としてNT$と表記されます。
硬貨は5角、1元、5元、10元、20元、50元の6種類、紙幣は100元、200元、500元、1000元、2000元の5種類があるそうです。
2018年3月のレートは、1台湾ドル=3.65円くらいです。

おわりに

「国立故宮博物院」は、中国の歴代皇帝がコレクションした宝物を収蔵した世界的な博物館でした。
清朝最後の皇帝、溥儀が北京の紫禁城(故宮)から退去した後の1925年に、歴代皇帝が所有していた美術品を一般公開したのが始まりで、その後、満州事変、日中戦争、内戦といくつもの戦火を逃れて台湾へと移転し、1965年に台北近郊の外双渓に晴れて「故宮博物院」が完成したそうです。
約70万点にもなる膨大な数の宝物の中でも、翡翠を白菜の形に彫刻した「翠玉白菜」や、豚の角煮を模した「肉形石」は、一見の価値があるので、台湾に訪れた際は「国立故宮博物院」にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

information

国立故宮博物院

住所
11143中華民国台湾台北市士林区至善路2段221号 (GoogleMap)
アクセス
MRT淡水信義線「士林」駅より紅30バスで「故宮博物院正館入口」下車
MRT文湖線「剣南路」駅より棕20バスで「故宮博物院本館エントランス」下車
開院時間
通常:8:30~18:30
夜間(金曜、土曜日):18:30~21:00
定休日
年中無休
チケット料金
NTD 350
公式HP
https://www.npm.gov.tw/ja/