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関東平野に優美な姿でそびえ立つ紫峰「筑波山」

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「筑波山」は、「西の富士、東の筑波」と富士山と並び称され、日本百名山にも数えらる関東の名山です。
男体山(標高871m)と女体山(標高877m)の2つの峰からなる双耳山で、日本百名山の中でも標高が低く気軽に登ることができ、登山道が整備されている他、ケーブルカーやロープウェイも配備されており、山頂からは関東平野の雄大な景色を見渡すことができます。
山肌の色が朝は藍、日中は緑、夕方には紫色へ変化することから「紫峰」とも呼ばれ、山中には珍しい1,000種以上の植物が群生する植物研究の宝庫でもあります。
今回はそんな「筑波山」におでかけしてきました!

筑波山を御神体とする古社「筑波山神社」

「筑波山神社」は、関東の霊峰「筑波山」を御神体と仰ぎ、約3千年の歴史を有する神社です。
境内は中腹の拝殿より山頂を含む約370haと東京ドーム約80個分にも及び、西峰の男体山頂に筑波男大神・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を、東峰の女体山頂に筑波女大神・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神を祀っています。
古事記には、この二神が山頂の天浮橋に立ち、手にした鉾の先から滴を垂らすと、それが日本の国になったと記されており、縁結び、夫婦和合、家内安全、子授けなどの御神徳があるとされています。

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「つくば」駅からバスで「筑波山神社入口」に到着しました。
駐車場からは、緑が広がる気持ちのいい景色が見渡せます。

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バス停の近くに「筑波山観光案内所」がありました。
ここで筑波山登山ガイドをいただけます。
筑波山登山ガイドを見ると、「御幸ヶ原コース」、「白雲橋コース」、「迎場コース」、「おたつ石コース」、「自然研究路」といろいろなコースがあるようです。

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近くに「筑波山縁むすび」というおにぎり屋さんがあったので、おにぎりを買って行きました。

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そして「筑波山縁むすび」のすぐ目の前には、「筑波山神社」の紅い大鳥居があります。

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大鳥居をくぐって少し歩くと、今度は「筑波山神社」の入口の鳥居が見えてきました。

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鳥居の隣には、「筑波さんろく 紫峰牛」という牛の石像があります。
ブランド牛「紫峰牛」が筑波山(紫峰)の山麓にちなんで名付けられたことから、「なで牛」として奉納されたようです。

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鳥居をくぐって進みます。

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「筑波山神社」と書かれた大きな石碑がありました。

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「日本の道百選 つくば道」と書かれた石碑もあります。
茨城県つくば市の北条から筑波山神社までつながる道が日本の道百選に選ばれており、その出発地となる北条は、筑波山参拝の門前町として栄えた面影を今も残す貴重な場所だそうです。

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階段を上って行きます。

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「随神門」が見えてきました。

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階段脇にスイカの形をした「特産新都之碑」というのがありました。
茨城県は全国有数の「こだますいか」産地だそうです。

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階段を上ると立派な「随神門」があります。
「随神門」は、1,633年(寛永10年)に三代将軍家光公により寄進され、市指定文化財にも指定されています。

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隋神門の左手には、倭建命(ヤマトタケルノミコト)像が守護しています。
筑波山に縁り深い古代武人の一人で、第十二代景行天皇の皇子です。
天皇の四十年伊勢神宮に詣でて、倭姫命より託された三種の神器の一つの「あめのむらくもの剣」を奉じて、東征に赴き筑波山に登拝したそうです。

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隋神門の右手には、豊木入日子命(とよきいりひこのみこと)像が守護しています。
筑波山に縁り深い古代武人の一人で第十代崇神天皇の皇子です。
命が或夜大和国みもろ山に登って東に向い、刀と槍を各八回振る様を夢見られ、天皇は霊夢の謎を解いて命を東国(木国)に遣わしたそうです。

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境内では、日本刀片手に筑波山名物「ガマの油売り口上」が披露されています。
「さあさあ、お立ち合い。御用と急ぎでなかったら、ゆっくりと聞いておいで...」で始まる「筑波山ガマの油売り口上」は、2013年につくば市認定地域無形民俗文化財第1号に認定され、江戸時代から今日まで伝承される伝統芸能となっているそうです。
「ガマの油」の効能としては、肌荒れを防ぎ、キメを整え、お肌の水分・油分を補い、乾燥も防いでくれるそうです。

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観光案内図がありました。
「愛宕神社」、「日枝神社本殿」、「春日神社本殿」、「厳島神社」、「出世稲荷神社」などの末社があるようです。

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青空と緑のコントラストが美しいです。

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隋神門の左手に池がありました。

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池の淵にはかわいいガマガエルの石像があります。

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さらに参道の階段を上って行くと、拝殿が見えてきました。

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拝殿の前まで来ました。
縁結び・恋愛成就のパワースポットで、江戸時代までは、中禅寺の本堂(大御堂)があった場所だそうです。

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「君が代」でも歌われている「さざれ石」がありました。
「さざれ石の巌となりて 苔のむすまで」とは、細かい石が大きな石となり、苔がむすまでの長い年月を表しているそうです。

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鋭い目をした狛犬がいました。
「東京 筑山講 奉献」と書かれています。

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拝殿には、立派な大鈴が掛かっています。
大鈴の切れ込み部分が、魔よけの猪の目でハートマークになっているのが見えます。

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「御神水」がありました。
御神水に触れることで、頂いた運気を定着させる効果があるそうです。

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拝殿の裏手に進むと、紅い鳥居が並んでいました。

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「出世稲荷 朝日稲荷大明神」と書かれたのぼり旗もたくさん並んでいます。

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鳥居を進むと、稲荷社が2社並んだ「朝日稲荷神社」がありました。
出世稲荷とも言われる、出世運アップのスポットだそうです。

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右手の稲荷社は小さめで、守護する狐も小さいです。

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左手の稲荷社は、大きい狐が守護しています。
ご祭神は、太田命(おおたのみこと)です。

御幸ヶ原コースを登って筑波山「御幸ヶ原」へ

御幸ヶ原コースは、筑波山神社から男体山頂を目指すルートで、ケーブルカー沿いに登り、樹齢数百年の杉の巨木群や男女川(みなのがわ)最上流の地点などに出会えます。
距離約2.0km、標高差約610m、登り所要時間90分、下り所要時間70分の比較的険しいコースです。

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筑波山神社の左手の階段を上ります。

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鳥居と「是より男體山」の道標石がありました。
ここから御幸ヶ原コースの登山口です。
この近くには、ケーブルカー乗り場の宮脇駅があり、ケーブルカーで筑波山頂駅まで8分で行くことができます。

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木の根っこの登山道を登って行きます。

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木が生い茂る小道に入って行きます。
ここから筑波山頂まで90分のようです。

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緑に木漏れ日が溢れる小道を進んで行きます。

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たくさんの杉の木が立ち並んでいます。

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石がたくさん転がるエリアに来ました。

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とても大きな石もありました。

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「筑波山野鳥図鑑」の案内板がありました。
筑波山では、スダジイやタブノキなどの暖帯林、アカマツ林、コナラ林、モミ林、アカガシ林、ブナやミズナラなどの温帯林と、タイプの違う森林があり、沢や岩場なども多く、野鳥のすみかとなる環境や餌となる動植物が豊富にあるため、年間に120種類前後の野鳥を観察することができ、スズメやヒヨドリのように人里に暮らす鳥、キビタキやオオルリなど山地のよく茂った森林に暮らす鳥、カヤクグリやヒガラのように亜高山帯に暮らす鳥などバラエティに富んでいます。
一年を通して、スズメ、キジバト、ウグイス、シジュウカラ、ヒヨドリ、トビ、ヒガラ、ミソサザイ、メジロ、コゲラ、エナガ、ソウシチョウ、シメなどが見られ、春・夏には、サシバ、オオルリ、キビタキ、ツバメ、アオバズク、センダイムシクイなど、秋・冬には、ルリビタキ、ジョウビタキ、カシラダカ、シロハラ、カヤクグリ、ビンズイなどが見られるそうです。

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高い木々に囲まれた道を登って行きます。

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ケーブルカーの線路が見えるところに来ました。

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休憩できる広場になっており、上りと下りの2台のケーブルカーがすれ違う場面が見られるポイントのようです。

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広場から山頂まで残り1kmのようです。

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「関東ふれあいの道」と書かれた石版がありました。
このコースは、関東ふれあいの道のコースのひとつ「筑波山頂めぐりのみち」になっているそうです。

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広場で少し休憩して、登り始めると下りの緑色のケーブルカーが見えました。

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そして、登りの赤色のケーブルカーも通り過ぎて行きました。

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大きな石がゴロゴロと転がる道を登って行きます。

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天狗が腰けるのにちょうど良さそうな杉がありました。

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男女川(みなのがわ)の案内板がありました。
男女川は、男体山と女体山の間を南下して桜川へと注ぐ清く澄んだ川で、この付近は男女川の水源地の近くだそうです。
小倉百人一首の「筑波嶺の 峯より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」という陽成院の歌で有名だそうです。

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男女川の水が少しずつ流れているのが見えます。

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登山道を横切るように足元を男女川の水が流れています。

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樹齢数百年の立派な杉が立ち並んでいます。

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杉の巨木群を見ながら登って行きます。

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足元には、立派な根がむき出しになっています。

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とても長い丸太の階段がありました。

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長い丸太の階段を登ると、開けたところに出ました。

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御幸ヶ原に到着です。
筑波山神社からは、休憩も挟んで約100分かかりました。

開放感のある御幸ヶ原でひと休み

御幸ヶ原は、男体山と女体山の間、標高800mにあり、二神が御幸(往来)することからその名が付いたそうです。
ケーブルカーの終着駅でもあり、広いスペースに売店や食事処も充実しており、展望台からの眺めも良く、賑やかな場所となっています。

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御幸ヶ原からは男体山頂が見えます。
パラグライダーも気持ち良さそうに飛んでいます。

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眼下には、爽快な景色が広がっています。

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綺麗なアゲハ蝶が花に止まっていました。

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ケーブルカー乗り場の近くの売店に「筑波山ソフトクリーム」が売っていたので、いただきました。

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生乳たっぷりのミルクソフトクリームで、とっても美味しいです。

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「コマ展望台」の屋上展望台に来ました。
開放感のある景色が広がっています。

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「昭和天皇御製」と書かれた碑が見えます。
昭和天皇が筑波山にご登拝された折に詠まれた句「はるとらのを ま白き花の 穂にいでて おもしろきかな 筑波山の道」が刻まれています。

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御幸ヶ原には、売店や食事処が軒を連ねています。
江戸時代に傷薬として用いられた軟膏「ガマの油」など、筑波山の名物がお土産として人気だそうです。

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これから登る綺麗な円錐形をした男体山もよく見えます。

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反対側には女体山も見えます。

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展望台の中央のさらに一段高いところに上がってみました。
気持ちの良い景色を眺めながら穏やかな時間が流れる幸せのひとときです。

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屋上から下りて、「コマ展望台」の2階の食堂に来ました。

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山菜そば、けんちんうどん、福来しょうゆラーメン、つくば鷄親子丼、カツ丼定食、牛丼定食など、美味しそうなメニューがたくさんあります。

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「辛味力中華」と「つくばうどん」の食券を購入しました。

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「つくばうどん」が来ました。
つくば名物の「つくばうどん」は、「筑波」の地名にかけて、つ(つくね)、く(黒野菜)、ば(バラ肉)が入っているうどんで、茨城の銘柄鶏の「つくば茜鶏」のつくね、地元産のゴボウやシイタケ、茨城産ローズポークのバラ肉を使用しており、とても美味しいです。

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こちらは「辛味力中華」です。
お餅と豚肉が入った辛味のある中華そばです。

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筑波山神社の大鳥居の近くのおにぎり屋さん「筑波山縁むすび」で買った、おにぎりとから揚げも一緒にいただきました。

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昔ながらの釜で炊いた地元産のお米で作ったおにぎりです。
カリカリ梅のおにぎりは、疲れた体にぴったりです。

山頂連絡路を登って標高871mの「男体山頂」へ

山頂連絡路は、御幸ヶ原から男体山頂と女体山頂を結ぶルートで、ツツジやカタクリの群生地なども楽しめます。
御幸ヶ原からは、約300m、約15分で標高871mの男体山頂に行けます。

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御幸ヶ原から男体山頂を目指して登って行きます。

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木々に囲まれた小道を進んで行きます。

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手すりのある急な石段がありました。

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御幸ヶ原から15分ほどで男体山頂に到着しました。

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標高は871mです。

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筑波山神社の御本殿がありました。
筑波男大神・伊弉諾尊(イザナギノミコト)が祀られています。

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男体山頂からも素晴らしい景色が眺められます。

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緑が綺麗な関東平野が広がっています。

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山頂の右手の方に、自然研究路がありました。
自然研究路は、男体山頂付近の森の中をおよそ1時間かけて周遊するコースで、筑波山の自然を観察することができます。
距離約1.5km、標高差約70m、所要時間約60分で、所々に展望台があり、関東平野や霞ヶ浦、東京スカイツリー、空が澄んでいレバ富士山も見渡せるそうです。

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古い門柱のある建物がありました。
筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所だそうです。

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筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所の案内板もありました。
日本初の山岳測候所で、過去100年以上にわたる貴重な気象観測を継承しつつ、新たな測器の設置も行い観測を続けているそうです。
筑波山の気象データを使い、地球温暖化と都市化の評価や天気予報の精度向上、斜面温暖帯などの研究が行われているそうです。

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自然遺産として貴重なブナの自然林がありました。
冷涼な気候に生育するブナは、今よりも気温が低かった1万2千年前の日本列島で広く分布を広げていましたが、気温が上昇し、ブナは北方や山の高いところに追いやられ、筑波山では山頂部分にかろうじて残ったそうです。

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山頂連絡路を下って、御幸ヶ原に戻って来ました。

神聖なる「男女川源流」と「紫峰杉」

御幸ヶ原からすぐのところには、筑波山の頂より流れる「男女川の源流」とその傍らに立つ「紫峰杉」があります。
以前は立ち入りが禁止されており、平成24年5月から入れるようになり新名所となったそうです。

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御幸ヶ原を女体山方面に進むと「男女川源流」と「紫峰杉」の案内板がありました。
ここから徒歩1分だそうです。

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立派な杉の木が見えてきました。

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とても太く大きな杉です。

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静かな木々の中で、神々しくそびえ立っています。

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幹には苔がむして、生きてきた年月の長さを感じさせます。

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「紫峰杉」の説明板がありました。
筑波山の雅称である紫峰の杉ということから名付けられたそうで、高さ約40m、幹周り約7m、推定樹齢800年だそうです。

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紫峰杉の下から上を見上げるとその大きさに圧倒され、四方に伸びた枝に力強い生命力を感じます。

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紫峰杉の近くに、「男女川源流」がありました。

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水がせせらぎ、手洗い場として利用できるようになっています。

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苔が幹を緑色に見せて、ジブリ映画「もののけ姫」の「こだま」が出てきそうな雰囲気です。

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ひんやりとした緑の世界から、青空が広がる御幸ヶ原に戻ってきました。

山頂連絡路を登って標高877mの「女体山頂」へ

山頂連絡路の御幸ヶ原からは、約550m、約15分で標高877mの女体山頂に行けます。
岩に覆われた山頂から眺める景色は眺めが良く、眼下には田園風景やつくば市内が広がり、富士山や都心の高層ビルも見えることもあるそうです。

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筑波山の案内板がありました。
つくば市、桜川市、石岡市の3市にまたがる筑波山塊の最高峰で、古くから山岳信仰の対象として、また「西の富士、東の筑波」と並び称される名峰として親しまれてきた、歴史と自然豊かな山だそうです。

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山頂連絡路を女体山頂目指して登って行きます。

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お地蔵さんの親子が並んでいます。

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カタクリの里の案内板がありました。
3月下旬から4月下旬にかけて、薄紫から桃色のカタクリの花を鑑賞することができるそうです。

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「せきれい石」がありました。
縁結びパワースポットです。

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この石の上に鶺鴒(せきれい)という鳥が止まり、イザナギノミコトとイザナミノミコトの二神に夫婦の道を教えたという言い伝えがあるそうです。

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せきれい茶屋がありました。

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大きな石が転がっています。

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「ガマ石」がありました。
金運・出世パワースポットです。

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あの筑波山名物「ガマの油」ガマ口上を考案した永井兵助が、この石の前で口上の文句を考えたと言われており、この不思議な形の石は、実は江戸時代には「雄竜石」と言われ、その尾は霞ヶ浦に達すると言われているそうです。
口の中に石を投げ込むと金運が上がるそうです。

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女体山頂近くまで来ました。
右に行くと女体山頂で、左に行くとつつじヶ丘、筑波山神社方面です。

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ミミガタテンナンショウの果実があります。
朱色の果実がトウモロコシのように集合しています。

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御幸ヶ原から15分ほどで女体山頂に到着しました。
筑波山神社の御本殿があります。
筑波女大神・伊弉冊尊(イザナミノミコト)が祀られています。

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「天浮橋」(あまのうきはし)がありました。
縁結びパワースポットです。

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神代の昔、イザナギ、イザナミの二柱の神様が山頂の「天浮橋」に立ち、玉で飾った天の沼矛(ぬぼこ)を下ろし、かき回したところ、その矛の先からしたたりおちた塩で成った島(オノコロジマ)が筑波山であり、天地開闢の地とされているそうです。

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天浮橋を渡ってみます。

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素晴らしい眺めです。

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「日本百名山 筑波山」の石碑がありました。
標高は877mです。

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山頂からは関東平野を一望できます。

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遠くには、国内第2位の湖面積を持つ湖「霞ヶ浦」も見えます。

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つつじヶ丘駅から赤いロープウェイが登ってくるのも見えます。

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女体山山頂は、切り立った岩場が広がっており、大きな岩の上に立って360度のパノラマを堪能できます。

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眼下に広がる関東平野の眺めをゆっくりと楽しみました。

白雲橋コースを下って筑波山を下山

白雲橋コースは、筑波山神社から弁慶茶屋跡を経て女体山頂へと向かうルートで、筑波山の豊かな自然と巨岩や奇岩スポットが点在しています。
距離約2.8km、標高差約610m、登り所要時間110分、下り所要時間95分の筑波山の魅力を満喫できるコースです。

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女体山山頂から筑波山神社を目指して、白雲橋コースを下って行きます。

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石がゴロゴロと転がる急斜面の岩場を下りて行きます。

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奇岩・怪石の「大仏岩」(だいぶついわ)がありました。

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大仏のように見えるこの巨岩は、高さ15mで、女体山頂近くにそびえ立っています。

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上の方に突き出ているのが大仏の頭のようです。

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山道を進んで行きます。

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信仰・神々の「屏風岩」(びょうぶいわ)がありました。

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まるで屏風のように見えることから名付けられたそうです。

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大きな屏風のような岩がそびえ立っています。

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苔が生した大きな屏風岩の前を進みます。

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筑波山神社の摂社「安座常神社」(あざとこじんじゃ)がありました。
素戔鳴尊(すさのおのみこと)(開祖の神)を祀っており、水難除・火難除・病難除・五穀豊穣・文芸上達・学問上達・縁結びなどの御神徳があるそうです。

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上を見上げると、先ほどまでいた女体山頂が見えます。

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ここから筑波山神社までは2.5kmのようです。

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白雲橋コースを進んで行きます。

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大きな岩が寄り添ってできたトンネルをくぐって行きます。

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奇岩・怪石の「北斗岩」(ほくといわ)がありました。

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天にそびえたつ岩で、天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しているそうです。

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脇には祭神の月読尊(つくよみのみこと)を祀る筑波山神社の摂社「小原木神社」がありました。
農業守護・五穀豊穣・豊漁・航海安全・家内安全の御神徳があるそうです。

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木々が生い茂る山道を進んで行きます。

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「裏面大黒」(りめんだいこく)がありました。
金運・出世パワースポットです。

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打ち出の小槌で有名な大黒様がその名のとおり大きな袋を背負っている後姿に見える岩だそうです。

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近くに蛭子命(ひるこのみこと)を祀る筑波山神社の摂社「渡神社」がありました。
豊漁繁栄・航海安全・金運良好・交通安全・心願成就の御神徳があるそうです。

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信仰・神々の「出船入船」(でふねいりふね)がありました。

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石の姿がまるで出てゆく船と入ってくる船が並んでいるように見え、船玉神(ふなたまかみ)を祀り、この岩より熊野灘を遥拝するそうです。

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御神徳は、航路の安全を守る神だそうです。

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「国割り石」がありました。
金運・出世パワースポットです。

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太古の昔、集まった神々がこの石の上に線を引き、それぞれの統治めるべき地方を割りふったといわれているそうです。

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奇岩・怪石の「陰陽石」(いんようせき)がありました。

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陰(地・女・月・夜・静・暗など)と陽(天・男・日・昼・動・明など)、相反する二つの巨大な岩が寄り添うようにそびえ立っているそうです。

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大きな石に「名所 母の胎内潜り」と書かれています。

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上には大きな岩が覆いかぶさっています。

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奇岩・怪石の「母の胎内くぐり」です。

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筑波山禅定(修験の行)の行場の1つで、本来は岩の上部の穴より下へ抜けるそうです。
岩を抜けることで、罪穢れの無い清い心身に立ち返ることを意味しているそうです。

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信仰・神々の「高天原」(たかまがはら)がありました。

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高天原とは日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめ多くの神々が坐す「神様の世界」だそうです。

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高天原の近くに石段があります。

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足場の悪そうな石段を登って行きます。

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天照大神(太陽神であり、天皇の祖神)を祀る筑波山神社の摂社「稲村神社」がありました。
国土安泰、開運、勝運、招福の御神徳があるそうです。

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石段を使わずに稲村神社の後ろの細い坂道からも行けるようになっています。

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道の両側の岩の上に、大きな石が今にも落ちて来そうな状態で載っています。

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奇岩・怪石の「弁慶七戻り」(べんけいななもどり)です。

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古くから、神々の世界と現世を分かつ場所とされてきた石門で、頭上の岩が今にも落ちそうで恐れおののいた弁慶が「七戻り」したといわれている石だそうです。

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石門をくぐって行きます。

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石門の反対側に出ました。

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「弁慶七戻り」の古い案内板もあります。
古来「石門」といい、聖界(高天原)と俗界(現世)を分ける門だそうです。

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緑に囲まれた小道を下って行きます。

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丸太のベンチがある広場に出ました。
弁慶茶屋跡です。
弁慶茶屋は、江戸時代から続く筑波山の登山道に残っていた最後の茶屋でしたが、2006年9月に約270年の歴史に幕を下ろしたそうです。

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近くには、小さな祠もあります。

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ここからは、ロープウェイのつつじヶ丘方面と、筑波山神社方面に別れます。
右側の筑波山神社方面に進んで行きます。

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白蛇弁天(はくじゃべんてん)がありました。
金運・出世パワースポットです。

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白い蛇が住んでいるといわれ、この白蛇を見ると財をなすとの伝説があるそうです。

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木々の隙間から光が差し込んで神秘的です。
本当に白蛇が出て来そうな雰囲気です。

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白雲橋コースと迎場コースの分岐点に来ました。
迎場コースは、つつじヶ丘から酒迎場分岐を結ぶルートで、酒迎場分岐から白雲橋コースへ合流し女体山頂へ向かうことも、つつじヶ丘から筑波山神社へと下ることもできます。
白雲橋コースを筑波山神社方面へ下って行きます。

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万葉東歌研究会の石碑がありました。
「筑波嶺の 彼面此面に 守部据ゑ 母い守れども 魂そ逢ひにける」と書かれています。
筑波山のあちこちに番人を据えるみたいに母は私を監視したけれど、心の中で想い合うこの気持ちまでは監視出来なかったみたいという意味だそうです。

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「和興の森」と書かれた看板がありました。
和興フィルタテクノロジー株式会社が筑波山で植樹祭などをして、森づくりを行っているそうです。

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筑波山の石鳥居がありました。
ここで白雲橋コースの登山道も終わりです。

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「筑波山千寺川砂防堰堤群」がありました。

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筑波山千寺川砂防堰堤群は、昭和13年の豪雨により「発生した土砂災害を機に、茨城県における最初の本格砂防事業として整備されたそうです。
石積みの趣ある渓流の景観を醸し出しており、当時の土木技術を後世に伝える貴重な構造物と評価され、平成23年度土木学会選奨土木遺産に認定されたそうです。

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「楠木正勝の墓」がありました。
この石塔「六角石造宝憧」は南朝の忠臣楠木正勝の墓と伝えられ、楠木正勝は、楠木正成の孫で、虚無僧の祖といわれており、現在の白雲橋近くにあった古通寺(普化宗)にいたといわれているそうです。
古通寺は昭和13年(1938年)の山津波により流されたそうです。

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市指定天然記念物の「マルバクス(丸葉楠)」がありました。
マルバクスはクスノキの変種で、葉が著しく丸く、牧野富太郎博士により命名され、新種として発表をする元になったこの木を「タイプツリー」と呼ぶそうです。
マルバクスは、筑波山神社の他に福岡県太宰府に一本確認されているそうです。
牧野富太郎博士(1862~1959)は、世界的物理学者で、日本の植物の分類学の父といわれ、生涯604種の新種を発見し、自らを「草木の精」と称したそうです。

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筑波山神社の拝殿に戻って来ました。
女体山頂から筑波山神社まではゆっくり歩いて130分ほどでした。

おわりに

「筑波山」は、「西の富士、東の筑波」と称され、男体山と女体山の二峰からなる名山でした。
日本百名山の一つでもあり、古くは万葉集にも詠まれ、ケーブルカーやロープウェイも整備されているため、登山初心者も気軽に頂上を目指すことができます。
山頂からの眺望は関東平野を見渡すことができる絶景で、つくばの街並みや霞ヶ浦、筑波連山を一望でき、360度の大パノラマは息を飲む美しさでした。
御幸が原には、筑波山の頂より流れる「男女川の源流」や推定樹齢800年の「紫峰杉」がそびえ立ち、女体山頂から弁慶茶屋跡地までは、「弁慶七戻り」などのユニークな奇岩怪石がたくさんあり、楽しめました。
2月中旬には中腹の筑波山梅林をウメの花が埋め尽くし、4月上旬には山頂付近に自生する約3万株のカタクリが見頃を迎え、5月上旬までは赤や紫のツツジも筑波山を彩り、6月にはケーブルカー沿線にアジサイが開花し、11月中旬には紅や黄色の紅葉が筑波山を美しく染め上げ、四季折々の自然を楽しむこともできます。
日本百名山の紫峰「筑波山」登山で、四季折々の自然と山頂からの雄大な景色を堪能してみてはいかがでしょうか。

information

筑波山神社

住所
茨城県つくば市筑波1番地 (GoogleMap)
アクセス
つくばエクスプレス「つくば」駅より筑波山シャトルバスで40分「筑波山神社入口」下車、徒歩約15分
公式HP
http://www.tsukubasanjinja.jp/

筑波山縁むすび

住所
茨城県つくば市筑波1223-8(筑波山神社前) (GoogleMap)
アクセス
つくばエクスプレス「つくば」駅より筑波山シャトルバスで40分「筑波山神社入口」下車
営業時間
9:00~17:00
定休日
火曜日
公式HP
http://odamai.com/enmusubi

コマ展望台レストラン

住所
茨城県つくば市筑波1 筑波山ケーブルカー筑波山頂駅となり (GoogleMap)
アクセス
筑波観光鉄道筑波山ケーブルカー「筑波山頂」駅より徒歩1分
つくば観光鉄道筑波山ロープウェイ「女体山」駅より徒歩5分
営業時間
9:20~16:30(ケーブルカー運行時間と同じ)
定休日
無休
公式HP
http://www.mt-tsukuba.com/?page_id=225