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豊臣秀吉公ゆかりの寺「高台寺」のライトアップされた艶やかな紅葉

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「高台寺」は、豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が、秀吉の菩提を弔うために建立されたお寺です。
創建当時の姿が残る開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭、観月台などが重要文化財に指定されており、江戸初期の総合芸術家の小堀遠州の作庭と伝わる池泉回遊式庭園は、史跡・名勝に指定されています。
11月中旬から12月上旬の紅葉シーズン中は、趣向を凝らしたライトアップが行われ、方丈前庭「波心庭」には、プロジェクションマッピングなど光のアートが映し出されます。
今回はそんな「高台寺」におでかけしてきました!

桃山時代の風情ある「高台寺」のライトアップされた紅葉

天下人・豊臣秀吉の菩提を弔うために開創された「高台寺」は、徳川家康の財政援助を受けて造営されたため、壮麗を極めたそうです。
創建時の建物として、加藤清正が寄進した表門、開山の三江紹益を祀る開山堂、秀吉とねねを祀る霊屋(おたまや)、庭園の中ほどに建つ観月台(かんげつだい)、利休の意匠による茶室で、伏見から移築した傘亭(かさてい)と時雨亭(しぐれてい)が重要文化財に指定されています。
霊屋には、内陣の厨子内左右に秀吉とねねの木像を安置してあり、須弥壇や厨子には、桃山時代の漆工芸の粋を集めた華麗な蒔絵が施され、高台寺蒔絵として名高いそうです。

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高台寺の塔頭「春光院」の茅葺きの山門がありました。
「春光院」は、1627年創建の北政所(ねね)が親族の菩提を弔うために建てたお寺だそうです。

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高台寺の参道「ねねの道」を歩いていくと、高台寺公園の前に「高台寺塔頭全景図」がありました。
とても広い境内で見所がたくさんあります。

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夜間拝観の入り口は、高台寺公園の方からと案内していたので、公園の階段を上ると拝観受付を待つ長蛇の列ができていました。
鐘楼にプロジェクションマッピングが映し出されているのが見えます。

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列が進んで、鐘楼の前まで来ました。
こちらには2010年まで重要文化財の梵鐘が吊られていそうで、老朽化のため外され、現在は2代目の鐘が吊られているそうです。

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「庫裏」の近くまで来ました。
拝観を待つ列が続いています。

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庫裏の近くに「天満宮」がありました。
菅原道真を御祭神とし、社の周りにはマニ車が設置されており、このマニ車は右側に一回転させると、一回お経を唱えたことになるそうです。

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「庫裏」の前に来ました。
庫裏とは一般的には台所になり、高台寺の庫裏は方丈と繋がっているそうです。
建物にプロジェクションマッピングが映し出されています。

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もみじの木がライトアップされています。

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遠くに「祇園閣」のシルエットが見えます。
「祇園閣」は、織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建された大雲院という寺の中に建ち、元々は大倉財閥創始者である大倉喜八郎氏の別邸の一部でしたが、「祇園祭の鉾を一年中見られるように」という大倉喜八郎氏の願いが込められ、祇園祭の鉾を模した祇園閣が建てられたそうです。
建物の屋根から伸びる高さ36メートルの鉾先には金鶴が輝いているそうです。

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茶室の「湖月庵(こげつあん)」がありました。
現在でも、ここでお茶会が開かれるそうです。

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茶室の「遺芳庵(いほうあん)」がありました。
京都の豪商にして文化人として知られた灰屋紹益(はいやじょうえき)が、妻に娶った島原の芸妓吉野太夫を偲んで建てたと言われているそうです。
茅葺き屋根の上を紅く色づいたもみじが覆っています。

方丈前庭「波心庭」に映し出されるプロジェクションマッピング

お寺の本堂でもある「方丈」の前庭には、「波心庭(はしんてい)」という枯山水庭園があり、毎年春と秋にプロジェクションマッピングが映し出されます。

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「偃月池(えんげつち)」の中に松の木や石が配置されています。
「偃月池」の上には、書院と開山堂を結ぶ回廊があり、中央に小さな建造物「観月台」があります。
秀吉とねねが二人で月を見たと伝わる「観月台」が伏見城から移築されたそうで、国の重要文化財に指定されています。

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本尊の釈迦如来坐像が安置された「方丈」の中に入り、前庭「波心庭」を眺めると、プロジェクションマッピングが投影されていました。
静かな音楽とともに、蓮の花が映し出され、仏教でいう死後の世界を表現しているそうです。

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美しい砂の文様が刻まれた枯山水庭園に、幻想的な光のアートが次々と映し出されていきます。

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「波心庭」の奥に、「勅使門」のシルエットが見えます。
「勅使門」は、天皇の使者だけが通ることができる門で、大正時代の1912年に再建されたそうです。

開山堂を取り巻く池泉回遊式庭園の「臥龍池」に映り込む紅葉

小堀遠州の作による庭園は、東の臥龍池(がりょうち)と西の偃月池(えんげつち)を中心に作庭され、その石組みの見事さは桃山時代を代表する庭園として知られているそうです。

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「方丈」を出ました。
「観月台」と「開山堂」が見えます。

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史跡・名勝に指定されている「池泉回遊式庭園」が広がっています。
色づいたもみじがライトアップされています。

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「臥龍池」には、ライトアップされた紅葉が写り込んでいます。

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闇の中に紅いもみじが幻想的に浮かび上がっています。

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「開山堂」の前に来ました。
江戸時代の1605年に建てられ、重要文化財に指定されています。
「開山堂」には、高台寺開山の祖、三江紹益(さんこうじょうえき)和尚が祀られ、壇上向かって右には、ねねの兄である木下家定やその妻・雲照院(うんしょういん)の像が、左には高台寺の建立に尽力した堀監物直政(ほりけんもつなおさだ)の像が安置されています。
開山堂の天井は秀吉の御座舟の天井と、ねねの御所車の天井を用いたものだと言われており、狩野山楽が描いたと言われる龍図もあります。
開山堂の右側には「臥龍廊(がりゅうろう)」という回廊が延びており、「霊屋」へと続いています。
「臥龍廊」は、階段の傾斜にそって建てたられた屋根の瓦が龍の背に似ていることから名づけられたそうで、全長は約60メートルあり、特別公開時にのみ通ることができるそうです。
重要文化財に指定されている「霊屋」は、ねねの墓所になり、内陣の厨子内左右に秀吉とねねの木像が安置され、須弥壇や厨子には、桃山時代の漆工芸の粋を集めた華麗な蒔絵が施され、「高台寺蒔絵」として有名なんだそうです。

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臥龍池の水鏡に開山堂と臥龍廊ともみじが映り込み、絵画のように美しい景観です。

神秘的な光に満ちたライトアップされた竹林

傘亭、時雨亭の南側には竹林が広がり、青々とした葉を広げた竹林がライトアップされ、神秘的な空間を作り出しています。

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茶室の「傘亭」がありました。
「傘亭」は、竹が放射状に組まれた屋根の骨組みが唐傘を開けたように見えることから名づけられたそうで、かつて池に面していたため、舟入口があるのが特徴です。
「傘亭」に向かい合うように屋根付きの土間廊下で繋がった「時雨亭」という茶室もあります。
「時雨亭」は、傘亭に対しての雨という由来と、秀吉が時雨のように突然訪れた、ということから名づけられたという説があるそうで、茶室にしては珍しく2階建ての構造になっています。
「傘亭」と「時雨亭」共に伏見城から移築した利休好みの草庵風のお茶室で、重要文化財に指定されています。

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ライトアップされた紅葉と「時雨亭」が明るく照らされています。

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遊歩道を歩いていくと竹林が見えました。

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青々とした竹林がライトアップされています。

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竹が天に向かってまっすぐに伸びています。

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鬼師・美濃邉恵一氏作の龍の頭がありました。
鬼師とは鬼瓦を作る職人さんの事で、臥龍廊の瓦を使い再現された龍だそうです。
ライトアップされて妖しく光っています。

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エメラルドグリーンに光る竹林が神秘的です。

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唐門の近くの塀にプロジェクションマッピングが映し出されています。
緑色の龍が唐門から現れ、塀を泳いでいきます。

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鮮やかなプロジェクションマッピングが次々と唐門に映し出されています。

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今度は、赤色の龍が躍動感のある動きで唐門から飛び出して来ました。

高台寺の門前茶屋「湖月茶屋」でひと休み

高台寺をひと回りしたので、高台寺山門の近くにある風情ある「湖月茶屋」で甘味をいただきました。

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「湖月茶屋」がありました。
屋根付きの屋外の席で、風情のある茶屋です。

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メニューは、「わらびもち」、「くずきり」、「クリームぜんざい」、ソフトクリームに自家製わらびもちと白玉とあずきを乗せた「ねねそふと」、「ぜんざい」、「抹茶しるこ」、「グリーンティ(甘抹茶)」、「グリーンティフロート」、「珈琲フロート」、「コーラフロート」、「クリームソーダ」、3種類のあんこ(白あん、こしあん、抹茶あん)をわらびもちで包んだ「ねねわらび」、「よもぎ団子」、「ごま団子」、「みたらし団子」などがあります。

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赤生地の椅子に腰掛けて、「ぜんざい」(700円)と「抹茶しるこ」(600円)をいただきました。
「ぜんざい」は、おもちとつぶあんに栗も入っており、「抹茶しるこ」は、京都宇治のお抹茶とこしあんで作ったおしるこです。
ライトアップされた紅葉を見ながら、ほっこりと温まりました。

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山門をくぐり、「台所坂」の石段を下りて高台寺を後にしました。

おわりに

「高台寺」は、ねねの秀吉を思う優しさに包まれた寺院でした。
方丈前庭の美しい枯山水「波心庭」には蓮の花のプロジェクションマッピングが投影され、史跡・名勝に指定されている池泉回遊式庭園には「臥龍池」と「偃月池」にライトアップされた紅葉が浮かびあがり、竹林はエメラルドグリーンの神秘的な光りを放ち、唐門には龍のプロジェクションマッピングが躍動していました。
2018年の秋のライトアップは「生と死」をテーマにし、娑婆の世界と悟りの世界の対比という形で、「生きる目的」とは何か、を問いかけるようなデザインとなっていたそうです。
「高台寺」の桃山時代を代表する美しい庭園を眺めて、戦国時代に生きたねねの想いを感じてみてはいかがでしょうか。

information

鷲峰山 高台寺

住所
京都府京都市東山区高台寺下河原町526 (GoogleMap)
アクセス
京阪電鉄「祇園四条」駅より徒歩約10分
JR「京都」駅より市バスで「東山安井」下車、徒歩約5分
拝観時間
9:00〜17:30(17:00受付終了)
拝観料金
大人:600円
中学生:250円
ライトアップ期間
2018年10月19日(金)~12月9日(日)
ライトアップ時間
日没後点灯〜22:00(21:30受付終了)
公式HP
https://www.kodaiji.com/

湖月茶屋

住所
京都府京都市東山区高台寺下河原町526 (GoogleMap)
アクセス
京阪電鉄「祇園四条」駅より徒歩約10分
JR「京都」駅より市バスで「東山安井」下車、徒歩約5分
営業時間
10:00~21:30
定休日
無休
HP
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26024693/