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水鏡に反射する光と流れ落ちる清流が造る「亀岩の洞窟」の幻想的な世界

「亀岩の洞窟」は、千葉県君津市の「清水渓流広場 」内にある絶景スポットです。
洞窟に差し込む光と水面に反射した光が横向きのハート型に見えるとSNSを中心に話題となり、人気の観光スポットとなっています。
「濃溝の滝」として有名になりましたが、「濃溝の滝」は洞窟の50メートルほど下流にある岩肌を滑るように流れ落ちる滝のことだそうです。
今回はそんな「亀岩の洞窟」におでかけしてきました!

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トンネルをくぐる階段状の滝が美しい「亀岩の洞窟」

「亀岩の洞窟」は、水田に水を引き込むために人工的に岩を削って作られた洞窟で、滝を作る岩が亀の形に見えるため、「亀岩の洞窟」と名付けらたそうです。
斜めに差し込む光が水面に反射し、ハートのような形に見える光景が綺麗に撮影できるのは、3月や9月の早朝だそうです。
清水渓流広場の中には、「濃溝(農溝)の滝」「幸運の鐘」などのスポットもあります。

「亀岩の洞窟」に到着しました。
看板がたくさんあります。
亀の居る洞窟「北辰妙見洞」と書かれています。

ここから「濃溝の滝」まで451歩だそうです。

「亀岩の洞窟」(北辰妙見尊)の説明板もあります。
北極星には北辰妙見様が宿るといい、亀は北極星の分身で、この地球上に下りた亀には、神仏で有る北辰様・妙見様が居ると言われ、この亀は、人々に福寿を与え、国土を守護すると言われるそうです。
この近くの久留里神社は、亀が守護神で妙見様と言い、千葉市に有る千葉神社は妙見尊として亀が崇められており、さらに白子町に有る白子神社では北辰大帝としてやはり亀を崇めているそうです。
ここのトンネルの下段に平成14年、亀に似た岩が見つかってから「亀岩の洞窟」として呼ばれるようになったそうで、このトンネルは、1660年頃(江戸時代)大きくU字に曲がった川の岩肌をくり貫いて川を短縮し、元の川を田んぼとして使用し、多くの人々の生活の糧となり、亀岩の前に神仏である北辰妙見様が鎮座し、この土地や村民を守ってくれたと言われているそうです。

「幸運の鐘」の説明も書いてあります。
平成23年に建立されたこの吊り鐘は、洞窟の中の亀岩と共により多くの人々の幸運を願い、君津市長より「幸運の鐘」と命名され、吊り鐘の鐘の音は、人々の体の中の悪い所を出してくれるそうです。

遊歩道を5分ほど進むと、「濃溝の滝」の説明板がありました。
濃溝の滝は、その昔このすぐ近くに水車小屋があり、その水車を回すための農業用の水路を農溝と言っていたそうで、その脇にあった滝が「濃溝の滝」だそうです。

近くに、まぼろしの滝(セイナザの滝)の看板もあります。

手前にあるのが「濃溝の滝」で、奥にあるのが「まぼろしの滝(セイナザの滝)」のようです。
「濃溝の滝」は、川の流れの中の岩がハートに見えるそうですが、水が濁っているようで、よく見えませんでした。

「見たことのない風景、トンネルをくぐる滝の不思議」と書かれた説明板がありました。
「亀岩の洞窟」は、「川廻し」という工事で生まれた人工的な景観だそうです。
川廻しは、上総丘陵や新潟など、限られた地域で集中して行われたようで、耕地を増やすために、川の蛇行を利用して流れを変える工事を行い、古い川の跡を水田としたそうです。
川廻しは、全国でも限られた地域でしか見ることができない独特の景観で、その土地の地質や環境を生かして、自然と人が共生して生きてきたことを今に伝える土木遺産でもあるそうです。

「亀岩の洞窟」や「濃溝の滝」の写真と説明が書いてあります。
「亀岩の洞窟」の左手前に、菩薩様が座禅を組んでいるそうで、他にも黄金の淵、おんぶ亀、希望の岩など、名前がついています。

「亀岩の洞窟」の綺麗な写真もたくさんあります。
朝陽の織りなすハートがとても綺麗で、「ジブリの世界」とも書かれています。

ここにも「亀岩の洞窟」の説明版があります。
平成13年に片倉ダム完成により清水渓流広場として整備され、平成14年に公園が開放され、川廻しのトンネルの中に亀に似た岩を見つけ、「亀岩の洞窟」として平成17年より活動を始めているそうです。

「幸運の鐘」がありました。
「幸運の鐘の音が亀岩の向こうから開運福寿を呼びますように」と書かれています。

近くには、ハート形の絵馬がたくさん飾られています。

うっすらと雪が積もった坂道を下りていきます。

遊歩道から下を見下ろすと、「亀岩の洞窟」が見えました。

ぽっかりと空いた洞窟に階段状になった滝が流れています。

坂道の下まで下りてきました。
洞窟に差し込む光が水面に反射して、とても綺麗です。

木々の緑に覆われた洞窟と、そのトンネルの中を滝状に流れ落ちる清流の情景は、とても幻想的です。

洞窟は高さ15mあり、滝の中には、亀の形に似た岩があるそうです。

「亀岩の洞窟」から流れてきた清流は、静かに「濃溝の滝」へと流れていきます。

遊歩道が洞窟の前で木製の見晴台のようになっており、川辺まで下りられるようになっています。

帰りは、雪がうっすらと積もった木製の遊歩道を進んでいきます。

遊歩道の途中に、色鮮やかな錦鯉が泳いでいました。

進んできた遊歩道を振り返ると、木々から差し込む光が神秘的な光景を見せてくれていました。

お土産センターの前に、差し込む光が綺麗なハート形になった写真がたくさん飾られていました。
紅葉が色づく遊歩道の写真も綺麗です。

「千寿の湯」の源泉がありました。
「千寿の湯」は、笹川の河川敷から自噴する天然温泉で、加水・循環濾過・消毒は一切おこなっていない、千葉では珍しい源泉掛け流しの温泉で、泉質は「美肌の湯」として知られる「重炭酸ソーダ泉」で、お肌がしっとりなめらかになるそうです。

おわりに

「亀岩の洞窟」は、約350年前の江戸時代前期に造られた高さ約15mの人口洞窟でした。
自然が溢れる木々に囲まれた洞窟に滝状に清流が流れ、差し込んだ光が水面に反射する光景は、まるで絵画のような幻想的な美しさでした。
初夏には蛍が舞い飛び、秋には紅葉が綺麗に色付くなど、季節によっても表情を変える風景を楽しめるそうです。
洞窟から差し込む光がハート形となる光景は、3月と9月のお彼岸時期の早朝の時間帯が良いとされているので、今度はハート形となる神秘的な光景も見てみたいですね。

information

亀岩の洞窟

住所
千葉県君津市笹1954-17 (GoogleMap)
アクセス
JR久留里線「上総亀山」駅より君津市デマンドタクシー「きみぴょん号」(要予約)で約15分
館山自動車道「君津IC」より車で約35分
公式HP
http://omotesando.or.jp/illumi/http://www.kiminavi.jp/detail/index_38.html
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