波打ち際を走る「千里浜なぎさドライブウェイ」と日本海の荒波が造り出した「巌門」「ヤセの断崖」

千里浜なぎさドライブウェイは波打ち際を自動車で走れる、日本で唯一の海岸で、世界的にも3ヶ所だけだと言われています。
巌門とヤセの断崖は約30kmに亘って奇岩、奇勝、断崖が連続する能登金剛と呼ばれる海岸にあり、他にも関野鼻、機具岩、碁盤島、吹上滝、増穂浦、玄徳岬などがあります。
今回はそんな「千里浜なぎさドライブウェイ」「巌門」「ヤセの断崖」におでかけしてきました！

「千里浜なぎさドライブウェイ」を爽快ドライブ

千里浜なぎさドライブウェイは宝達志水町今浜から羽咋市千里浜町までの約8kmの区間で、砂の粒子が細かく、海水を含んで固く締まっているため車で走ることができます。
千里浜海岸は遠浅の海水浴場としてにぎわいを見せる一方、かつてはハマグリの産地としても知られていたそうです。

千里浜なぎさドライブウェイに着きました。
無料の自動車専用道路「のと里山海道」の今浜ICを降りてすぐの海岸です。

レンタカーで砂浜を走りました。
潮風が気持ちいいです。

雄大な波打ち際を走るのは爽快です。

浜茶屋もありました。
波の音色に癒されながら、ゆったりとドライブを楽しみました。

日本海の荒波に造られた洞窟「巌門」

巌門は能登金剛を代表する存在で、海に突き出た岩盤にある、浸食によってぽっかりとあいた洞門は、幅6m、高さ15m、奥行き60mもあります。
鷹の巣岩や機具岩（はたごいわ）、碁盤島を巡る遊覧船が出ており、海上から眺めることもできます。

巌門に着きました。

雄大な日本海が広がっています。

長い年月をかけ波により浸食された千畳敷岩と呼ばれる地形が広がっています。

幸せのがんもん橋（巌門園地園路橋）が見えます。
崖と海沿いの崖をつなぐ橋で、海上からの高さは約30mもあります。

岩場を波打ち際まで行くことができます。

階段を降りて洞窟へと入っていきます。

洞窟内からの眺めです。

洞窟を通り抜け、すぐ右手見えるのが巌門です。
日本海の浸食によって真ん中にぽっかりあいた洞門です。

高さ27mもある鷹の巣岩が見えます。
鷹の巣岩は、頭頂部に松が茂り、そこに鷹が巣を作ったのがそのいわれだそうです。

巨大な岩の門と打ち寄せる波の景色は圧巻です。

自然が生み出す偉大な美しさを感じることができました。

「ヤセの断崖」から日本海を一望

ヤセの断崖は松本清張の名作「ゼロの焦点」の舞台となった高さ35mの断崖絶壁で、映画の撮影地にもなっています。
その昔、周辺の土地がやせていたことや、断崖に立つと身が「やせる」思いがすることから、「ヤセ」の名がついたと言われています。
断崖に沿って設けられた遊歩道は、「義経の舟隠し」にもつながっています。

ヤセの断崖に着きました。

断崖に足がすくみます。

2007年3月のマグニチュード6.9の能登半島地震で、先端部分の断崖は幅10mに渡って崩落してしまったそうです。

断崖から見た日本海と険しい海岸線は美しいです。

おわりに

能登金剛は「巌門」「ヤセの断崖」の他にも見所がたくさんあるので、また訪れてみたいですね。

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