妙立寺(みょうりゅうじ)は、落とし穴や隠し階段などの種々の仕掛けが施され、迷路状の複雑な構造を有することから「忍者寺」と呼ばれてるお寺です。
長町武家屋敷跡は、かつて藩士が住んでいた屋敷跡で、土塀の続く町並みの中では今も市民生活が営まれています。
今回はそんな妙立寺と長町武家屋敷跡におでかけしてきました!
近江町市場の「海鮮丼いちば」で市場で仕入れた旬の食材を使った海鮮丼
「海鮮丼いちば」は金沢の台所として有名な近江町市場のちょうど真中あたりにある海鮮丼をメインにした小さなお店です。
海鮮は近江町市場内で深夜1:00より始まる日本で2番目に早いセリで熟練の目利きが新鮮な魚介類を仕入れているそうです。
まずは、近江町市場に海鮮丼を食べに行きました。
近江町市場に着きました。
旬のおまかせ丼をいただきました。
マグロ、サーモン、イクラ、エビ、イカなど新鮮で美味しかったです。
あら汁も付いてます。
外観は2階建て、内部は4階建て7層の「妙立寺」
妙立寺は三代藩主前田利常の命により、1643年に加賀藩祈願所として創建され、金沢城の出城としての役目を持つと言われています。
当時、幕命で3階建て以上の建物は禁止されていたことにより、外観は2階建てで内部は4階建て7層になっており、中2階、中々2階があり、部屋数は23、階段数は29もあるそうです。
井戸は金沢城へ続く逃げ道になったとも云われており、庫裏の各部屋は井戸を中心に構成され、どの部屋からもロープを使い井戸へと逃げることができるようになっています。
妙立寺に着きました。
本堂から寺の中に入ります。
ガイドさんが寺の中を案内して、丁寧に仕掛けの説明をしてくれます。
寺の中は撮影が禁止なので写真はありませんが、敵に攻め込まれた時のことを考えて様々な仕掛けが施されていました。
細工が仕掛けられ落とし穴として利用できた「賽銭箱」、物置の戸を開いて床板をまくると地下へ階段が現れる「隠し階段」、廊下部分の床板をはずすと落とし穴となる「落とし穴階段」、蹴込みの所に障子を張り明かりを採って外敵の足影を見て槍などで攻撃できる「明かりとり階段」など、たくさんのカラクリがあり、楽しませてくれます。
裏手の入り口はこんな感じです。
「長町武家屋敷跡」の石畳の小路を散策
長町という名の由来は、藩政時代に執政の長氏が代々住んでいたためと云われ、亀甲積みの戸室石、出窓の形をした武者窓、出桁の銅板巻に匠の技がうかがえます。
長町の土塀は京都や奈良などに見られるものとは違って、あまり高さがないのが特徴で、庭木の枝振りなどを塀越に覗くことができるため、散策者に四季の風情を感じさせてくれます。
長町武家屋敷跡に着きました。
こんな趣のある所に、今も現役で人が暮らしています。
大屋家です。
長町武家屋敷群跡の中心に位置し、平士級の武家屋敷の遺構で、武家屋敷の建築本体としては、この地区で唯一残っている貴重なものです。
綺麗な土塀と石畳です。
武家屋敷跡野村家です。
野村家の庭園は樹齢400年の山桃や椎の古木や六尺に及ぶ大雪見灯篭、さくらみかげ石の大架け橋などが絶妙なバランスで配置されており、ミシュランの観光地格付けにて2つ星に選ばれています。
旧加賀藩士高田家跡です。
敷地内には見事な池泉回遊式庭園を配し、藩政時代の面影を残しています。
土塀や用水、石畳の残る町並みは歴史の重みを感じさせてくれます。
ぜひ藩政時代の情緒ある雰囲気を味わってみてください。
information
海鮮丼いちば
- 住所
- 石川県金沢市上近江町36-2 (GoogleMap)
- アクセス
- JR「金沢」駅東口より徒歩約15分
- 営業時間
- 9:00~15:00
- 定休日
- 不定休
- 公式HP
- http://www.ichibazushi.co.jp/
正久山 妙立寺
- 住所
- 石川県金沢市野町1-2-12 (GoogleMap)
- アクセス
- JR「金沢」駅より市内バスで「広小路」下車 徒歩2分
- 拝観時間
- 9:00より30分毎に説明案内
最終入場時間は16:30(冬期間は16:00まで) - 休業日
- 1月1日及び法要日
- 拝観料
- 大人(中学生以上)1,000円
小学生700円 - 公式HP
- http://www.myouryuji.or.jp/
長町武家屋敷跡
- 住所
- 石川県金沢市長町 (GoogleMap)
- アクセス
- JR「金沢」駅東口より徒歩約20分
- 公式HP
- http://www.nagamachi-bukeyashiki.com/