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大自然に広がるドイツ村「赤城クローネンベルク」と赤城南麓のパワースポット「三夜沢赤城神社」

赤城クローネンベルクは、群馬県の赤城山南麓の大自然の中にドイツの田舎の町並みを再現したテーマパークで、ドイツ村と呼ばれています。
チューチュートレイン、遊具施設(芝そり、アーチェリー、ボート、パターゴルフ、おもしろ自転車、ゴーカート)、ジャブジャブ池、手作り体験教室、動物ふれあい体験、収穫体験、乗馬、バラ園、千本桜などがあり、レストランでは本場のドイツ料理も堪能できます。
今回はそんな「赤城クローネンベルク」におでかけしてきました!

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赤城クローネンベルクのドイツ農村の街並み

赤城クローネンベルクは、約38万平方メートルの敷地に、牧場やバラ園など、四季折々の花々を楽しめる花と緑が広がり、石畳の広場や木組みの家など、ドイツの農村を再現した風景になっています。

赤城クローネンベルクに到着しました。
「クローネンベルク」は、自然と食材に恵まれ、人々が触れ合う「王家の丘」という意味を持つ、架空の街の名前だそうです。

石段を登ると入園ゲートがあります。

赤城クローネンベルクのマップがありました。
「ようこそ!赤城クローネンベルクへ
ボクは森の精Berg(ベルク)
相棒のyo-yo(ヨーヨ)とたくさんのタネや葉っぱ、つぼみを飛ばして大きな森をつくったよ
深いみどりの森には楽しい街や愉快な仲間たちもいるからさ
会っていっしょにここの風を感じてよ!」
と書いてあります。

入園料1,000円を払って園内へと入ります。
10月は「森のハロウィンパーティー」を開催しており、全身仮装の方は入園無料だそうです。

空はどんよりと曇って霧雨が降っており、閑散としています。
雨のため、遊具施設や、乗馬体験、ドッグラン、羊の追い込みショーなどはやっていないそうです。

時計塔が見えます。

芝生にはハロウィンのカボチャのお化けがあります。

花壇にはラベンダーが咲いています。

時計塔の真下まできました。

時計塔をくぐると町並み広場になっています。

広場の中央にはクマの像があります。

時計塔の横の建物はお土産屋さんになっています。

晴れていれば気持ち良さそうな石畳の広場です。

広場を抜けると、ハート型の石畳の上に男の子と女の子の銅像がありました。

ドイツ料理レストラン「クローネ」の本場ドイツのソーセージとハム

ドイツ料理レストラン「クローネ」では、厳選された食材を使ったシェフ自慢のドイツ料理を堪能できます。

広場の先にドイツ料理レストラン「クローネ」がありました。

入口には美味しそうなソーセージやハム、カレー、パンなどのメニューがあります。

食品サンプルも美味しそうです。
ドイツミュンヘンの代表的なソーセージ「ヴァイスヴルスト」、仔牛のもも肉の薄切りに生ハムとチーズをはさんで揚げた「コルドンブルー」、白いソーセージをキャベツで巻きトマトソースで煮込んだ「コール・ルーラーデン」、ぶつ切りしたソーセージとじゃがいもをカリーケチャップで煮込んだ「カリーブルスト」、竹炭を使った黒カレーに秋野菜を使った季節限定の「ハロウィンカレー」、北ドイツの魚料理ブラートカルトフェルに鱈・鮭のグリルにマスタードソースを掛けた「ブレーマーパンフィッシュ」、「生ハムのサラダ」などドイツ料理がたくさんあります。

レストランはセルフ式で、広い食堂のようになっています。

本場ドイツ・バイエルン地方のハム・ソーセージのセットメニュー「ジャーマンスペシャル」にしました。
レバーケーゼ、アイスヴァイン、ビアブルスト、細挽ウインナー、バジルウインナー、チョリソーが入っています。
スープとパンorライスが付いています。
プレートにはサラダとじゃがいもが添えてあります。
ソーセージはパリッと食感が良く、スープとパンが良く合います。

こちらは、3種のソーセージの盛り合わせに自家製ハムの黒ビールソースを掛けた「クローネンベルクセット」です。
3種のソーセージは、オリジナルソーセージ、荒挽ウインナー、チョリソーです。

ゆかいな動物たちのいる牧舎へ

ドイツ料理を堪能した後は、動物たちを探しに敷地内を散策してみることにしました。

外に出るといつの間にか濃い霧が立ち込めていました。

園内を一巡りできる「チューチュートレイン」がありました。

栄華を終えたひまわりたちが、その一生を静かに迎えようとしています。

バラ園もありました。

柵の向こうにエミューを2羽見つけました。

栗毛の牛がこちらを見つめています。

ジンジャー牛のゆずちゃんです。
飼育係さんが名前を呼ぶと近寄ってきました。

人懐っこくてかわいいです。

近くに小さな鶏小屋がいくつかありました。

この鶏小屋の中には名古屋コーチンが4羽いました。

牧舎の中には、大人しいサラブレットのキャンディーちゃんがいました。
とても温厚で、鼻を撫でさせてくれました。

隣にはポニーがいました。

名前はタルサくんというそうです。
噛みますので近寄らないでと書いてあります。

奥にはアルパカのバニラちゃんがいました。
クリッとした瞳がかわいいです。

同じ部屋にアルパカのジャディーくんもいます。
チョコレート色の毛で、好奇心が旺盛です。

近くには牧羊犬のジョーくんもいました。
賢そうな顔をしています。

気さくな飼育係さんがバニラちゃんを外に出して触らせてくれました。
バニラちゃんの髪型が決まっています。

ミニチュアホースも牧舎に戻ってきました。

ロバも一緒の部屋に戻ってきました。

ミニチュアホースはこちらが気になるようで顔を出していますが、ロバは奥の方で寂しそうにしています。

牧舎の外に出ると合鴨たちが行進していました。

うさぎと触れ合える「ラビットアカデミー」とバームクーヘン

ゆかいな動物たちと遊んだ後、もう少し園内を歩いてみました。

ちょうどチューチュートレインが走ってきました。

チューチュートレインを追いかけていくと「ラビットアカデミー」というのを見つけました。
1人300円でうさぎと触れ合えるようなので、安全用の手袋とタオルを貸してもらい、中に入ってみました。

2羽の小さなうさぎが遊んでいます。

低いベンチに座るとたくさんのうさぎが集まってきました。

耳が垂れたうさぎもいます。
名前はももちゃんというそうです。

立ち上がって遠くを眺めている姿もかわいいです。

餌をあげると、ピョンピョンとすばしっこい動きで美味しそうに食べていました。

ラビットアカデミーを出て、さらに歩いていくと小さな林道なようなところに出ました。

バラ園の周りには、赤とピンクの鮮やかな花が咲いています。

バラ園の中央には円形の花壇があり、ここにも赤とピンクの花が綺麗に並んでいます。
中央には螺旋状に葉をつけた小さな木が立っています。

ひと周りしたので、最初の広場の方に戻ってきました。
街並広場の一角にバウムクーヘン工房「ストンプフ」があります。

美味しそうなバウムクーヘンが見えます。

時計塔の下のお土産やさんでバウムクーヘンを見つけたので、買って食べてみました。
自家製のハードカットで、ほどよい甘さで美味しかったです。

神秘的な霧に包まれた「三夜沢赤城神社」

三夜沢(みよさわ)赤城神社の正式名称は「赤城神社」で、他の赤城神社との区別のため「三夜沢赤城神社」とも呼ばれ、関東地方を中心として全国に約300社ある赤城神社の、本宮と推測されるうちの一社だそうです。

赤城クローネンベルクの近くにある「三夜沢赤城神社」にも足を運んでみました。

赤城山の観光案内版がありました。
近くには「ぐんまフラワーパーク」、「赤城南面千本桜」、「道の駅ぐりーんふらわー牧場・大胡」などがあります。

三夜沢赤城神社の大鳥居がありました。
石碑には「縣社 赤城神社」と書いてあります。
濃い霧に覆われていて神秘的です。

鳥居の前には「サワラ」の説明板がありました。
本州、四国、九州に分布する日本固有の常緑高木針葉樹で、材は建築材、風呂桶などに使われ、材に匂いが無いので、飯台に珍重されるそうです。
名前の由来はサワラギの略で、ヒノキに比べて材がさわやか(やわらか)いことによるそうです。

すぐ横に「サワラ」の木があります。
これは境内にスギの巨樹・アスナロ・古木に混じって自生するサワラのうち最大のもので、境内の正面にあって樹形も美しいそうです。
樹齢は推定250年、樹高28m、幹周295cm、幹元周430cmあるそうです。

鳥居を潜って参道を進みます。
何かの撮影をしているようで、着物姿の人が見えます。

木々が鬱蒼と茂っていて、しんと静まり返っています。

拝殿に来ました。
木造の神明造で、現社殿は明治27年に焼失したのちに建てられたものだそうです。

拝殿前の階段を登る左横にある御神水は鳥居横の神池へと流れ込んでおり、湧水の水量は豊富で、ポリタンクでの取水できるそうです。
境内には明治3年3月に建てられた「神代文字の碑」もあり、復古神道の遺物として市指定重要文化財とされているそうです。

「剣聖 上泉伊勢守信綱 修練の地」と書かれた碑があります。
上泉伊勢守信綱は、戦国時代の武将で剣術「新陰流」の創始者だそうです。

拝殿の隣に神楽殿があります。

厳かな雰囲気が漂っています。
拝殿右横の石畳の斜面を登ると本殿と中門があり、共に県の重要文化財に指定されているそうです。
さらに、本殿前にそびえ立つ俵杉は藤原秀郷が献木として植えたもので、県の天然記念物に指定されているそうです。

三夜沢赤城神社のたわら杉の説明板がありました。
赤城神社の境内には杉の大木が多数あり、ヒノキやアスナロなどもみられ、中でも目を引くのが中門南側とその西隣にある三本の杉の大木「たわら杉」で、東側のものから、目通り周5.1m、6.1m、4.7m、根元周6.0m、9.6m、5.6mとなっており、樹高は各々約60mあり、これら三本の杉は群馬県内でも最大級のものといえるそうです。
たわら杉には、「藤原秀郷(俵藤太)が平将門について上野国府(前橋市)に来る途中、赤城神社の前を通りかかった際に献木したものである」という伝説が伝えられており、藤原秀郷は藤原鎌足八代の後裔と伝えられ、平将門の乱を平定し、武蔵守・下野守・鎮守府将軍をつとめたとされる平安時代の武将ですが、その実像はあまりわかっていないそうです。
秀郷に関する伝説としては、大ムカデを退治して琵琶湖の龍神を助けた、弓矢の名手にして神仏への崇敬篤い英雄として描く御伽草子「俵藤太物語」が有名で、鎌倉時代、上野国(群馬県)東部から下野国(栃木県)南部にかけての地域は、 幕府の弓馬の家として一目を置かれた大武士団の拠点であり、 彼らはともに「秀郷流」を称していましたので、おそらく秀郷がムカデ退治の弓矢の名手「俵藤太」として説話の世界で活躍を始めるのはこのころからで、秀郷流武士団のなかでも赤城神社への信仰が篤かったのは大胡氏でしたが、富岡市一之宮貫前神社境内にある「藤太杉」にも同様な伝説が伝わっていることから、弓矢の名手秀郷へのあこがれは、中世の武将たちに共通する意識だったのかもしれないそうです。
日光の二荒山神社の縁起では、日光神と戦った赤城神がムカデの姿で表されており、起源を異にする秀郷とムカ デと赤城神社が様々な伝承や説話を受け入れながら結びついてきた様子がうかがえ、「たわら杉」とその伝説は、名も無き多くの人々の交流の歴史を伝える遺産であり、赤城神社に対する時代と地域を越えた篤い信仰を象徴しているそうです。

神社の鳥居を出ると、スイカのモニュメント「西瓜新都F1採種之碑」がありました。
昭和23年大胡町横沢の地で古谷春吉氏が改良採取種した優良品種の西瓜「新都」の全国普及を顕彰した碑のようです。

おわりに

残念ながら、赤城クローネンベルクは2017年11月末で閉園することになってしまいました。
1994年4月にオープンし、同年度の入場者は50万人以上を数えていましたが、ここ数年は15万~20万人と低迷していたそうです。
施設は群馬県桐生市の養豚会社「林牧場」に売却され、社員の研修施設に使われるそうです。
牛や馬、ポニー、ミニチュアホース、ロバ、アルパカ、牧羊犬、うさぎなどの動物たちとの触れ合いはとても楽しかったので、無くなってしまうと思うとちょっと寂しいですね。

information

赤城クローネンベルク

住所
群馬県前橋市苗ケ島町2331 (GoogleMap)
アクセス
上毛電鉄「大胡」駅よりタクシーで約10分
北関東自動車道「伊勢崎IC」より車で約30分
営業時間
3/1~9/30:10:00~17:00(平日)、10:00~17:30(土日祝日)
10/1~12/31:10:00~17:00
1/1~2/28:10:00~16:30
休園日
無休(1・2月の水・木曜日定休 祝祭日は除く)
入園料
大人(中学生以上):1,200円(3〜11月)、600円(12〜2月)
子供(4歳~小学生):600円(3〜11月)、300円(12〜2月)
3歳以下:無料
公式HP
http://akagi-kronenberg.jp/

赤城神社(三夜沢)

住所
群馬県前橋市三夜沢町114 (GoogleMap)
アクセス
上毛電気鉄道上毛線「大胡」駅 より前橋市ふるさとバス(デマンドバス)で「赤城神社」バス停下車
北関東自動車道「伊勢崎IC」より車で約30分
公式HP
http://www.city.maebashi.gunma.jp/kurashi/230/266/268/p002864.html
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