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台湾の高雄に広がる「蓮池潭」の龍と虎に守られた「龍虎塔」

「蓮池潭」は、台湾の南部、台湾第二の都市である高雄にあり、周囲約5km、水域面積は約75ヘクタールと、左営区最大の淡水湖です。
蓮池潭一帯は、風光明媚なことから風景区に指定されており、池の南側には、「龍虎塔」、「北極玄天上帝像」、「春秋閣」、「五里亭」など、極彩色の建造物が立ち並び、高雄随一の観光スポットとなっています。
今回はそんな台湾の「蓮池潭」におでかけしてきました!

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台北駅から台湾高速鉄道に乗って高雄の左栄駅へ

高雄は、台北駅より台湾高速鉄道(THSR)で最短1時間45分で行けるので、日帰りでも楽しめる観光地として人気です。
台湾新幹線に乗って、高雄を代表する景勝地「蓮池潭」の最寄駅である左栄駅まで向かいます。

台北駅から台湾高速鉄道に乗ります。

左栄駅行きの台湾高速鉄道が来ました。

台北駅から左栄駅までは、片道1,490台湾ドルで1時間45分で到着します。

朝食にパンとフルーツをいただきました。

車内販売のコーヒー(45台湾ドル)もいただきました。

予定時刻に左栄駅に到着しました。

左栄駅からタクシーに乗って「蓮池潭」を目指します。

タクシーで7分くらい(95台湾ドル)で「蓮池潭」に到着しました。
台湾はバイク大国で、原付がたくさん走っています。
道路脇には朝市が開かれており、地元の人が原付でふらっと寄って、果物や野菜を買っていく姿が見られました。

巨大な戦士を模した道教の神様「北極玄天上帝像」

「北極玄天上帝像」は、蓮池潭風景区の水上にある高さ22mの道教の神像です。
水上神像としては東南アジア最大級で、右手に七星宝剣を持ち、左足で亀と蛇を踏みつけた勇ましい姿をしています。
玄天上帝は、中国の四神の一つで、北方を司る霊獣、玄武が擬人化された神だそうです。

蓮池潭の西岸に「天府宮」がありました。
「天府宮」は、左営区にある巡礼地の中で最も人気のある場所のひとつで、古代中国神話に登場する龍や戦士など、生き物や人物が建物を飾っています。

蓮池潭に浮かぶ巨大な像が見えて来ました。

「北極玄天上帝像」です。

立派な門をくぐって「北極玄天上帝像」の足元に行けるようになっています。
門には、小さな像がたくさん飾られています。

門の前には狛犬が鎮座しています。

三重塔もありました。

「北極玄天上帝像」の中には、過去に存在したいくつかの帝国時代の古い芸術品が収められているそうです。

少し進むと小さな池がありました。

池には蓮が浮かんでおり、美しい蓮の花が咲いています。

石碑には「蓮池勝景」と書かれています。

さらに進むと、放し飼いされたおとなしい犬たちが通り過ぎて行きました。

スタスタと歩く姿がかわいい水鳥にも出会いました。

龍に乗った観音像が見守る「春秋閣」

「春秋閣」は、春閣と秋閣のふたつの4層の塔からなり、戦いの神とされる武聖、関公(関羽)を祀っています。
大きな観音像が乗った龍が建物を取り巻いており、雲の上に観音様が現れたという伝説にちなんだものだそうです。
「蓮池潭」の中心に延びる長い橋を渡ると中国式東屋の「五里亭」があります。

蓮池潭風景区のマップがありました。
周辺には廟がたくさんあるようです。

大きな龍が見えて来ました。

池には綺麗な蓮の花が咲いています。

「春秋閣」に来ました。

大きな口を開けた緑色の龍が圧巻です。

長い白髭と大きな赤鼻が特徴的です。

龍の前には門があり、騎士が立っています。

大きな魚の像は、魚の餌の販売機になっているようです。

池を覗くと、たくさんの亀がいました。

首を上に伸ばして日向ぼっこをしています。

池の上にはアーチ型の回廊があります。

龍の口の目の前まで来ました。
中に入ってみます。

龍の口の中の階段を上って来ました。

龍の中には立体的な絵が描かれています。

龍の中を進んで行きます。

壁には釈迦の弟子達や説法などが描かれています。

上下左右に蛇行した龍の中を進んで行きます。

出口が見えて来ました。

出口の上には「風調雨順 国泰民安」と書かれています。
国家の安泰は、風雨が順調に繰り返されるところにあるということだそうです。

龍の尻尾から外に出て来ました。

うねった龍の中は結構な長さでした。

龍を出ると、秋閣があります。

長い橋の先には「五里亭」が見えます。

「五里亭」は、1978年に建立された三層建て中国式東屋です。
反り返った屋根が美しいです。

龍の向こうに「啓明堂」が見えます。

秋閣の天井には、立派な龍の絵が描かれています。

龍の前にあるアーチ型の回廊に来ました。

数珠を咥えた金色の鷲像がありました。

龍の上に白い観音像が立っています。

龍の凛々しい横顔です。

麒麟のような像もあります。

春秋閣の入口の門です。

亀がたくさんいる池には鶴や鹿の像もあります。

龍に乗った観音像の後ろに春閣も見えます。
騎龍観音像には、観音菩薩が雲の間から龍に乗って現れ、信者にその姿の像を現在の位置に立てるよう命じたという伝説があるそうです。

春秋閣の前には、啓明堂があります。
啓明堂は春秋閣の本殿となっているそうです。

春秋閣の入口付近には兵士と馬像もあります。

龍と虎が待ち構えるパワースポット「龍虎塔」

「龍虎塔」は、龍と虎が大きな口を開けて待っている七層建ての塔で、「蓮池潭」の中でも人気の観光スポットです。
龍の口から入り、虎の口から出る事で、悪運を幸運に変えることができると言われており、パワースポットとしても人気です。

七重の塔が二つ並んだ「龍虎塔」が見えました。

龍虎塔の前にはジグザグの桟橋があります。
このジグザグには、直進しかできない悪魔を寄せ付けないための魔除けの意味があるそうです。

ジグザグの道を進んでいくと、龍と虎が口を開けて待ち構えています。

看板が設置されており、「龍の口」から入り「虎の口」から出るそうです。
台湾では、十二支の中で龍が最も善良な動物で、虎が最も邪悪な動物だと信じられており、龍から入って虎から出る事により、過去の自身の悪行が帳消しされ、福が訪れると言われているそうです。

春秋閣の龍より少し小さな龍です。

虎も大きな口を開けています。

龍の前に来ました。
近くで見ると目が飛び出しています。

龍と虎のツーショットです。

龍の口の中に入って行きます。

龍の中には、色鮮やかな陶器でできた壁に、中国での親孝行の模範とされている「二十四孝」や、罪人が死後地獄へ行き10人の閻魔王から受ける「閻魔大王審罰刑図」が描かれています。

龍の中を抜け出ると七重の塔があります。

塔の中は螺旋階段で上に上れるようになっています。

塔の2階まで来ました。
虎の尻尾が近くに見えます。

塔の6階まで来ました。
7階へは行けないようです。

見下ろすと真下に虎が見えます。

虎の上のもう一つの塔を見ると、塔の屋根にも小さな七重の塔があります。

龍と虎の前にあるジグザグの桟橋もよく見えます。

遠くを眺めると、「五里亭」や「北極玄天上帝像」も見えます。

小さな龍がいました。
今にも飛び立ちそうな躍動感です。

龍の塔を下りて、虎の方に来ました。

虎の上にある七重の塔も上ってみます。

小さな虎がいました。
猛々しい表情で、今にも襲いかかって来そうです。

龍を上から狙っているようにも見えます。

七重の塔の6階まで来ました。
天井には愛嬌のある龍の絵が描かれています。

下を見下ろすと龍が見えます。

龍の上の塔にも、塔の屋根に小さな七重の塔があります。

上から見ると桟橋のジグザグ感がよくわかります。

虎のお尻から虎の中に入って行きます。

虎の中には「十二賢人」や、天国の極楽生活を描いた「十殿玉皇大帝三十六宮将図」が描かれています。

虎の口から外に出ました。

龍虎塔の目の前には「慈済宮」があります。
1719年建立の保生大帝という医者の神を祀る寺院で、龍虎塔の本殿になるそうです。

龍虎塔の前に「龍の頭をもつ亀」の像がありました。
亀の甲羅を撫でると金運がアップすると言われているそうです。

赤いリボンをした狛犬もいます。
「萬事」と書かれています。

対になった狛犬のもう片方には「如意」と書かれています。
合わせて「萬事如意」となり、これは祝福の言葉で、「すべてが貴方の思うとおりになるように」という意味になるそうです。

「蓮池潭」を満喫したので、そろそろ龍と虎ともお別れです。

帰りはタクシーでMRTの新左営駅まで行きました。
新左営駅の駅前には踏切信号が10本くらいまとまったオブジェのようなものがありました。

新左営駅の駅構内には、ショッピングモール「グローバルモール(新左営駅店)」があるそうです。

おわりに

「蓮池潭」は、淡水湖の周囲に中華風な塔や寺廟が立ち並ぶ、高雄を代表する観光スポットでした。
龍の口が入口、虎の口が出口になった双子の塔「龍虎塔」や、騎龍観音像が立ち春閣と秋閣からなる「春秋閣」、22mもある巨大な「北極玄天上帝像」など、見所がたくさんあり、中国独特のカラフルな色彩が鮮やかで、とても楽しいひとときを過ごすことができました。
「蓮池潭」の最寄となる左栄駅までは、台北から台湾高速鉄道で1時間45分とアクセスも良いので、高雄の有名な観光地「蓮池潭」の「龍虎塔」で、龍の口から入り、虎の口から出て、悪運を幸運に変えてみてはいかがでしょうか。

information

蓮池潭

住所
台湾高雄市左営区蓮潭路 (GoogleMap)
アクセス
高速鉄道「左営」駅よりタクシーで約7分
台湾鉄道「左営」駅より徒歩約10分
営業時間
全日
定休日
年中無休
公式HP
https://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sno=0003121&id=2149
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