「足立区生物園」は、昆虫、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類など約300種の生き物が飼育された生物園です。
「出会いの広場」の「金魚の大水槽」では色鮮やかな金魚が泳ぎ周り、「大温室」では熱帯のチョウを間近で観察することができ、「ふれあいコーナー」ではモルモットやウサギと触れ合うことができます。
「ふれあい」を通じて愛情を育み、「いのち」の尊さや素晴らしさを感じてもらう場であり、自然との「共生」について考えてもらうことを目指しているそうです。
今回はそんな「足立区生物園」におでかけしてきました!
- 1 「足立区生物園」入口でオオサンショウウオがお出迎え
- 2 身近に棲む生き物を知れる「あだちの生きもの観察室」
- 3 小動物と触れ合える「ふれあいコーナー」と「オーストラリアドーム」
- 4 庭園エリアの「里山の生きもの」
- 5 リスのようなかわいいコモンリスザル
- 6 美しい蝶が舞い、大きなアロワナが泳ぐ「大温室」
- 7 人気のカブトムシやクワガタを観察できる「むしむしコーナー」
- 8 海の生き物が泳ぐ「観察展示室」の水族館エリア
- 9 「観察展示室」の爬虫類・両生類エリア
- 10 愛らしいチンチラのもぐもぐタイム
- 11 「きっずルーム」のかわいい猫の3兄弟
- 12 「金魚の大水槽」を悠々と泳ぐ宝石のような金魚たち
- 13 アフタヌーンティー・ティールームのアフタヌーンティーセット
- 14 おわりに
- 15 information
「足立区生物園」入口でオオサンショウウオがお出迎え
「足立区生物園」は、1993年10月に開園した、足立区の「元渕江公園」に隣接する生物園です。
「ふれあい、いのち、共生」の3つのテーマを掲げ、5つのセクションで構成されており、都心にいながら様々な生物の観察ができます。
工夫を凝らした展示、多種多様な体験プログラム、スタッフの常駐する解説コーナーを設け、生きものとの交流を通じて生命の尊さや自然環境の大切さを学べる体験型の施設になっています。
竹ノ塚駅からバスに乗り、「保木間仲通り」で下りて少し歩くと「元渕江公園」が見えてきました。
「元渕江公園」に入って奥に進むと、「足立区生物園」がありました。
入園料は300円ととてもお得です。
中に入るとすぐに水槽があり、「オオサンショウウオ」がお出迎えしてくれました。
岩のような色をした大きな体で、動かずにじっとしています。
オオサンショウウオは、国際希少野生動物で国の特別天然記念物にも指定されており、日本に生息する世界最大の両生類です。
野生では河川に生息し、魚などの水生生物を大きな口で丸のみにして食べるそうです。
園内マップがありました。
いろいろな生き物たちがいるようで、楽しみです。
身近に棲む生き物を知れる「あだちの生きもの観察室」
まずは、園内に入って右手にある「あだちの生きもの観察室」に行ってみました。
足立区に棲む生き物を間近で観察できる部屋になっています。
こちらの水槽には、ギンブナ、モツゴ、コイ、ナマズ、タイリクバナタナゴ、ドジョウ、クロダハゼ類がいます。
モツゴは、前に突き出た口が特徴で、流れの緩やかな川や水路など、身近な水辺で見られる小魚だそうです。
アメリカザリガニがいました。
メスは一度に数百個の卵を産卵し、腹脚で体長8mmほどになるまで育てるそうです。
ここでは、餌を垂らしてアメリカザリガニ釣り体験ができるようになっています。
ガムシがいました。
ガムシは、ゲンゴロウとそっくりの形態をした水生甲虫で、背面は光沢を帯びています。
タガメがいました。
タガメは、日本最大の水生昆虫で、近年その数を急激に減らし、絶滅が危惧されているそうです。
クロスジギンヤンマの幼虫がいました。
クロスジギンヤンマは、成虫の胸部に黒い筋が2本あるところからこの名が付き、雄の腹部には、あざやかな瑠璃色があるそうです。
アオダイショウがいました。
アオダイショウは、日本固有種のヘビで、体長は最大2m程と日本最大級だそうです。
隅で丸くなっています。
小動物と触れ合える「ふれあいコーナー」と「オーストラリアドーム」
屋外に出て、「ふれあいコーナー」と「オーストラリアドーム」へ行ってみました。
「ふれあいコーナー」では、モルモットやウサギと触れ合うことができ、「オーストラリアドーム」ではオーストラリア固有のオオカンガルーやワラビーを見ることができます。
ミゼットホースが後ろを向いています。
ミゼットホースは、別名ミニホース、アメリカンミニチュアホースといわれ、ポニーよりもさらに小さい馬で、体高70~80cm、体重60~90kgだそうです。
1993年4月生まれのオスで、名前はトウキ(東輝)くんというそうです。
大きなケヅメリクガメが2匹並んでいます。
ケヅメリクガメは、最大甲長83cmにもなる大型のリクガメで、サハラ砂漠の南に沿って分布しているそうです。
ヒツジ(コリデール)が2頭座ってくつろいでいます。
マカロンさんとメレンゲさんです。
ヒツジは、ヤギの仲間から品種改良された動物で、中でもコリデールは一般的な品種で、羊毛のために飼育されている他、肉用としても利用される品種だそうです。
檻の中にかわいいアナウサギがいました。
アナウサギは、16世紀頃のヨーロッパでペット化され、本種を改良することで小型の「ドワーフ種」や垂れ耳の「ロップイヤー種」など、世界で200種以上の品種が作られたそうです。
小さなモルモットもいました。
モルモットは、白や黒、茶色、縞や斑点、短毛型、巻き毛型などさまざまな種類がおり、いろいろな鳴き声で仲間同士コミュニケ-ションをとるそうです。
「オーストラリアドーム」に来ました。
ドームの中央から下を眺められるようになっています。
小さなパルマワラビーがいました。
パルマワラビーは2頭いて、クリくんとマロンさんというそうです。
パルマワラビーは、オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州に分布しており、低地から標高300m程度の森林地帯で暮らしているそうです。
小型のカンガルーをワラビーと呼び、本種も体長は60cm程度しかないそうです。
大きなオオカンガルーのカンタくんがいました。
オオカンガルーは、群れで生活し、昼間は体を休め、夕方から早朝にかけて活動し、おなかにある袋は「育児嚢(いくじのう)」と呼ばれる子どもを育てるための袋で、オスにはないそうです。
ワラビ―とよく似ていますが明確な違いはなく、小型のカンガルーを「ワラビ―」と呼び、中型のカンガルーは間を取って「ワラルー」と呼ばれるそうです。
庭園エリアの「里山の生きもの」
「オーストラリアドーム」を抜けると庭園が広がっており、フクロウやアイガモ、アヒルがいる「里山の生きもの」があります。
庭園の中央には大きな「おたまじゃくし池」があり、たくさんのおたまじゃくしとヒキガエルが生息しているそうです。
とてもかわいいフクロウがいました。
丸太にちょこんと座って、つぶらな瞳でこちらを見ています。
名前は、フクちゃんというそうです。
フクロウは、平地から山地の林、社寺林などに生息し、夜行性でネズミやカエルなどを食べるそうです。
隣には、アヒルとアイガモがいました。
餌を美味しそうに食べています。
アイガモは、マガモやカルガモにアヒル(家禽)を交雑交配させてできた家禽で、柔らかい植物を好んで食べる特性があり、水田に放すことでイネ以外の植物を除草する「アイガモ農法」という農法もあるそうです。
リスのようなかわいいコモンリスザル
庭園から室内に戻り、大温室へ行く通路に元気に遊び回るコモンリスザルがいました。
庭園側からかわいらしい仕草をしたコモンリスザルが見えました。
コモンリスザルは、南アメリカ北部のアマゾン盆地を中心とした森林に分布しており、体長は成体でも25~30cm程度だそうです。
人間を含むサルの仲間は手足にそれぞれ5本の指を持っており、上手に物をつかむことができますが、これはもともと、木の上で生活するために発達したと考えられているそうです。
ガラス窓の向こう側にある木の実を取ろうと頑張っています。
室内に入り、大温室へと続く通路に来ました。
コモンリスザルについての説明書きもあります。
体の大きさや色がリスに似ているため、リスザルと呼ばれており、果実や木の実を主に食べるますが、昆虫を捕まえて食べることもあるそうです。
2頭のコモンリスザルが窓際からロープを伝ってぐるぐると走り回って元気に遊んでいます。
後ろの水槽には美しいゴールデンゼブラシクリッドが泳いでいます。
ゴールデンゼブラシクリッドは、口の中で子育てを行い、メスは産んだ卵を自分の口の中に入れて外敵から守り、卵が孵化して稚魚が大きくなると親離れしていくそうです。
美しい蝶が舞い、大きなアロワナが泳ぐ「大温室」
コモンリスザルの通路を過ぎると、アマゾンを思わせる「大温室」があります。
「大温室」は、2階が吹き抜けになった開放感のある部屋に、昆虫・蝶・魚・鳥・植物等を生育しており、多種の蝶が舞い、ピラルクーヤアロワナが生息するエリアとなっています。
綺麗な花に蝶が集まっています。
オオゴマダラです。
オオゴマダラは、白と黒の斑点を持った綺麗な蝶で、東南アジアに広く分布し、日本でも南西諸島で見られ、日本の蝶としては最大級だそうです。
幼虫の外見はとても派手で毒を持ち、蛹になると金色に輝く姿となって、金属光沢が苦手な外敵の鳥から身を守るそうです。
植物が生い茂り、ジャングルのようになっています。
岩肌にシダ植物が茂る小道を進んでいきます。
大きな魚が泳ぐ水槽がありました。
シルバーアロワナです。
シルバーアロワナは、体長の半分を占める尾ビレと背びれが特徴で、アロワナの仲間の中では大きく成長する種類だそうです。
金色の体の綺麗な魚です。
ピラルクーもいます。
ピラルクーは、南アメリカに生息する世界最大の淡水魚で、最大4m以上に成長すると言われており、種名は現地語で「紅い魚」という意味だそうです。
大きな目と大きな口で、近くで見ると迫力があります。
洞窟のようなところもあり、自然を感じられる楽しいエリアです。
人気のカブトムシやクワガタを観察できる「むしむしコーナー」
2階に上がると、世界中の人気のカブトムシやクワガタが展示してある「むしむしコーナー」があります。
ヘラクレスオオカブトです。
ヘラクレスオオカブトは、メキシコ南部から南アメリカ大陸中部の熱帯雨林地帯に生息する、世界最大級のカブトムシで、最大で体長170~180mmまで成長し、生息する地域や島によって13以上の亜種に分かれ、亜種によって角の形や長さが異なるそうです。
コーカサスオオカブトです。
コーカサスオオカブトは、マトラ島やジャワ島・マレー半島やインドシナ半島などの標高の高い山に生息する、3本の長い角が特徴のアジア最大のカブトムシです。
アトラスオオカブトです。
アトラスオオカブトは、フィリピンやインドネシアなど東南アジアに主に生息する、3本の角が特徴のカブトムシです。
ギラファノコギリクワガタです。
ギラファノコギリクワガタは、インドから東南アジアに生息している、世界最大のクワガタで、亜種は9種類程度存在するといわれており、体長は大きいものでは120mmを超えるものもあるそうです。
ミヤマクワガタです。
ミヤマクワガタは、ある程度標高のある深い山に生息する、頭部に冠状の突起が特徴のクワガタで、南西諸島や一部の離島を除く、ほぼ日本全土に分布しているそうです。
オオクワガタです。
オオクワガタは、日本全国のブナの原生林や台場クヌギに生息する、日本では最大級のクワガタムシで、オスは大きな内歯1対と、先端部分に小歯を1対備えた大顎が特徴です。
野外ではオス20〜76.6mm、メス22〜48mm、飼育個体ではオス90.5mm、メス60.2mmの記録があるそうです。
海の生き物が泳ぐ「観察展示室」の水族館エリア
出会いの広場の奥にある「観察展示室」にも行ってみました。
「観察展示室」には、海の生き物が展示された水族館エリアがあります。
「マングローブの世界」を再現した水槽がありました。
マングローブは、海と川の間に広がるジャングルで、水中にも根が立ち並び、生物が見え隠れする世界です。
アーチャーフィッシュ(テッポウウオ)がスイスイ泳いでいます。
水面に垂れ下がった木の枝などにくっついている昆虫などを、口から水鉄砲のように水を飛ばし水面に落として捕食する習性を持つそうです。
ヒメツバメウオがたくさんいます。
やや縦にふくらんだひし形の体で、頭の上から背びれや尾びれにかけて黄色いのが特徴です。
「磯の世界」を再現した水槽に、ドチザメがいました。
ドチザメはおとなしく、人間を襲うことはないそうです。
カゴカキダイも同じ水槽で泳いでいます。
カゴカキダイは、体に5本の黒色縦縞があり、黄色味を帯び、体高のあるのが特徴です。
岩場の穴からは、口を開けたトラウツボが顔を出しています。
トラウツボは、太平洋域、インド洋の南部に生息し、国内では伊豆・小笠原諸島以南で見られるウツボの仲間で、沿岸の岩礁域やサンゴ礁域などに生息しているそうです。
水槽の下には魚の紹介パネルもあります。
オヤビッチャやギンユゴイという魚も泳いでいるそうです。
ネコザメとドチザメのパネルもありました。
ドチザメは見えるところに出てきていますが、ネコザメは岩場に顔を突っ込んでじっとしています。
ネコザメは、日本の沿岸域に分布し、水深100m以浅の岩礁域や海藻の生える海底に生息しており、丸い顔が猫のように見えるので「ネコザメ」という名が付いたそうです。
ギンユゴイがいました。
銀色の体で、尾ビレの上下葉に5本の黒色帯があるのが特徴です。
「クラゲの世界」の水槽には、水中を優雅に漂うミズクラゲがいました。
ミズクラゲは、世界各地の温帯の沿岸域に生息し、四葉のクローバーのような形の白い模様が特徴です。
「アマモの世界」の水槽に、マナマコがいました。
マナマコは、日本では北海道~九州の浅海域に生息し、場所によって色やイボの大きさが変わり、千年以上前から食材としても利用されているそうです。
コモンフグがアマモの間をスイスイ泳いでいます。
コモンフグは、眼の下に白い斑点があるのが特徴で、筋肉が無毒または弱毒のほかはほとんど猛毒だそうです。
「サンゴの世界」の水槽には、美しいアマノガワテンジクダイが泳いでいます。
アマノガワテンジクダイは、インドネシアのバンガイ諸島に分布しており、白地にはっきりとした三本の黒い横帯が入り、ヒレには黒色の帯と多数の小さな白い点があり、体側にも同様の点がまばらに見られるのが特徴です。
チンアナゴに似たニシキアナゴが砂から顔を出して、ゆらゆらと揺れています。
チンアナゴは、白色のボディに黒のブチ模様なのに対して、ニシキアナゴは、オレンジ色にシマシマ模様の可愛い柄が特徴です。
青色が鮮やかなナンヨウハギも泳いでいます。
ナンヨウハギは、インド太平洋のサンゴ礁域に生息し、青・黒・黄三色からなる体色を持ち、観賞魚として人気があるそうです。
色鮮やかなサンゴたちと美しい魚たちで、華やかな水槽です。
「観察展示室」の爬虫類・両生類エリア
「観察展示室」には、爬虫類や両生類が展示されたエリアもあります。
「多様な熱帯の世界」の水槽にベーレンニシキヘビがいました。
ベーレンニシキヘビは、最大全長300cmで、体色は黒や濃褐色で不鮮明な白や淡黄色の横縞が入るのが特徴です。
岩の上に乗ったベーレンニシキヘビに光が当たり、虹色の光沢が出ています。
エメラルドグリーンの凛々しい顔をした、インドシナウォータードラゴンもいます。
インドシナウォータードラゴンは、熱帯雨林の樹上で生活しているトカゲの仲間で、名前の通り泳ぎや潜水が上手だそうです。
メキシコサラマンダー(ウーパールーパー)がいました。
メキシコサラマンダーは、ウーパールーパーという名前で有名になった両生類ですが、この名は商標名で、日本でのみ通じるあだ名だそうです。
野生ではメキシコの湖に生息しており、湖の埋め立てや水質汚染などにより絶滅が危ぶまれているそうです。
白色と黒色がいますが、白色は黒の色素が欠如したアルビノのようです。
「マダラヤドクガエル」がいました。
マダラヤドクガエルは、黒色地に光沢のある緑色の斑紋が特徴で、皮膚に猛毒を持ち、その美しさから「はねる宝石」とも言われるそうです。
愛らしいチンチラのもぐもぐタイム
「観察展示室」の中央にある「高山の世界」では、かわいらしいチンチラが展示されており、時間帯によっては餌を食べる姿を見ることもできます。
「観察展示室」の中央に「高山の世界」を再現した展示があります。
チンチラの生息する標高3,000m以上の南米アンデスの高地を再現しているそうです。
赤道近くのアンデスは非常に強い日差しが降り注ぎますが、気温は夜は0℃近くまで冷え込む過酷な環境だそうです。
展示室の下から顔を出して、チンチラを間近で観察しながら同じ空間にいるような気分を味わえるようになっています。
餌の時間になって、隠れていたチンチラが出てきました。
まるまるとしたかわいい姿です。
チンチラは体長25~35cmネズミの仲間で、大きな尾と耳を持ち、絹のような柔らかい毛並みをしており、南アメリカ原産でアンデス山脈の標高400~2500mの山岳地帯に分布し、岩場で集団生活をしているそうです。
飼育員さんの用意した餌に近づいてきました。
小さな前足を使って、もぐもぐと美味しそうに餌を食べています。
岩の下に隠れて餌を食べているチンチラもいます。
高地を生き抜くチンチラは、日差しの強い日中は物陰に隠れ、夜に活動し、高地に生えた草や根、コケなどを食べて生活しているそうです。
「きっずルーム」のかわいい猫の3兄弟
「きっずルーム」では乳幼児向けに「ネコとのふれあいタイム」があり、きまぐれなネコの姿を通じて、生きものとの関わり方を紹介する内容になっています。
「きっずルーム」の大きなガラス窓から、かわいい猫が見えました。
元気なゲンちゃん、男の子です。
「きっずルーム」には、2010年10月生まれの3兄弟の猫がいるそうです。
白黒パンダのパンちゃん、男の子もやって来ました。
左下に三毛のミーちゃん、女の子も見えて、3兄弟が揃いました。
パンちゃんは、ベッドで気持ち良さそうにくつろいでいます。
「金魚の大水槽」を悠々と泳ぐ宝石のような金魚たち
「出会いの広場」には、色とりどりの金魚が無数に泳ぐ「金魚の大水槽」があり、鮮やかな金魚を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせるようになっています。
「出会いの広場」の天井には綺麗な蝶のステンドグラスがあります。
そして美しい「金魚の大水槽」が目に飛び込んで来ます。
横5.5m、深さ2.3m、奥行き2.7mの大きな水槽に、約1,000匹の金魚が展示されているそうです。
鮮やかな金魚たちがゆらゆらと泳ぐ姿はとても幻想的です。
「金魚の大水槽」の金魚は、江戸時代創業の老舗「金魚の吉田」より寄贈されたものだそうです。
いろいろな品種の金魚がいます。
品種によって泳ぎ方が違うそうです。
綺麗な庄内金魚が、長い尻尾をひらひらと揺らして泳いでいます。
こちらの金魚も綺麗な尻尾を揺らして美しいです。
「金魚の大水槽」には、江戸錦、朱文金、らんちゅう、水泡眼、丹頂、青文金、茶金、ピンポンパール、柳出目金、東錦など、いろいろな品種がいます。
大水槽を漂う金魚は宝石のように美しく、いつまでも見て入られそうです。
最後は、大きな美しい東錦がお別れに近寄って来てくれました。
足立区生物園を出て、元渕江公園を歩いて行くと、釣り池にアイガモとコイが元気に泳いでいました。
最後まで動物たちに癒されます。
アフタヌーンティー・ティールームのアフタヌーンティーセット
足立区生物園を満喫した後、生物園最寄りのバス停「保木間仲通り」からバスで北千住駅に行き、アフタヌーンティー・ティールームのアフタヌーンティーセットをいただきました。
まずは紅茶です。
優しい香りが広がる、ホッとする紅茶です。
アフタヌーンティーセット(1,660円)が来ました。
アフタヌーンティーセットは3種類のスイーツが選べ、「苺のショートケーキ」、「アップルパイ」、「季節のスコーン」にしました。
スコーンはブルーベリージャムとクリームにつけていただきます。
甘いスイーツは紅茶とよく合い、とっても幸せなひと時です。
こちらもアフタヌーンティーセットで、「苺とヨーグルトクリームパフェ」、「スイートポテトプディング」、「スコーン」です。
見た目も鮮やかで、とても美味しかったです。
おわりに
「足立区生物園」は、昆虫、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類など、多様な生き物を観察できる生物園でした。
「ふれあいコーナー」ではかわいいモルモットやウサギがいて、「オーストラリアドーム」ではオオカンガルーやワラビーを上から観察でき、「大温室」では鮮やかな蝶が舞い、大きなアロワナやピラルクーが悠々と泳ぎ、「観察展示室」では愛らしいチンチラのもぐもぐタイムを見られ、「金魚の大水槽」では幻想的な金魚が優雅に泳ぎ、元気なコモンリスザルとも出会えました。
餌やり見学やガイドツアーなどの体験プログラムもたくさん用意されており、規模は小さいながらも工夫のある展示で楽しい時間を過ごすことができました。
多様な生き物たちと出会える「足立区生物園」で、「ふれあい」を通じて「いのち」の尊さを知り、自然との「共生」について考えてみてはいかでしょうか。
information
足立区生物園
- 住所
- 東京都足立区保木間2-17-1 (GoogleMap)
- アクセス
- 東武スカイツリーライン「竹ノ塚」駅東口より徒歩約20分または、東武バス「花畑団地行(保木間仲通り経由)」か「綾瀬駅行」、都営バス「北千住駅前行」で、「保木間仲通り」下車徒歩5分
- 開園時間
- 【2月-10月】9:30-17:00
【11月-1月】9:30-16:30
(入園は閉園時間の30分前まで)
7月21日〜8月31日の期間は17:30まで営業 - 休園日
- 月曜日(休日及び都民の日(10月1日)は開園し、翌平日に休園)
年末年始(12月29日~1月1日) - 入園料
- 大人(高校生以上):300円
小人(小中学生):150円 - 公式HP
- http://seibutuen.jp/
アフタヌーンティー・ティールーム ルミネ北千住
- 住所
- 東京都足立区千住旭町42-2 ルミネ北千住4階 (GoogleMap)
- アクセス
- JR常磐線「北千住」駅より徒歩1分
- 営業時間
- 10:00~20:30
- 定休日
- 不定休(ルミネに準ずる)
- 公式HP
- https://www.afternoon-tea.net/tearoom/