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無人島「猿島」で天空の城ラピュタの世界を探検

猿島は東京湾に浮かぶ唯一の無人島で、バーベキューや釣り、貴重な歴史遺産散策、磯遊び、そして夏には海水浴などを楽しむことができる島です。
かつては砲台が置かれ、東京湾を守る要の役割をする「要塞の島」で、終戦まで一般人の立ち入りが禁止されていたため、貴重な自然や歴史遺産が残されています。
今回はそんな猿島におでかけしてきました!

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世界三大記念艦「三笠」

三笠発券所の近くに記念艦「三笠」がありました。
戦艦三笠は、1899年1月にイギリスのヴィッカーズ社造船所により、六六艦隊の中の六隻の戦艦の最終番艦として起工され、建造費は1,200万円、現在の額に直すと5兆円の当時世界最大級、最新鋭の一等戦艦でした。
日露戦争では東郷平八郎が戦艦三笠を指揮し、当時最強と言われたロシアのバルチック艦隊を破りました。

三笠は皇居のある北の方角を向いているそうです。
船内の見学もでき、日露戦争前後の歴史も学べるようになっています。

海に浮かぶ要塞「猿島」

猿島は、島の面積は約55,500平方メートル、周囲は約1.7kmで、島内にはレンガ積みのトンネルや砲台跡といった旧軍施設が今でも残っており、明治以降の軍事施設としては全国初の国史跡に平成27年3月に指定されました。
かつて、仮面ライダーのショッカー基地として撮影が行われたことでも知られています。

三笠公園に隣接する三笠桟橋から船で猿島に向かいます。

猿島が見えてきました。

この桟橋を渡って猿島に上陸します。

切り立った岩が見えます。

出航から10分ほどで猿島桟橋に到着です。

史跡に足を踏み入れました。

緑が生い茂って綺麗です。

切通しという、高さ5~6mの壁ができるよう山を切り開き、空から軍が発見されないように作った道です。

左右の高さが違うのは、戦争で片側だけが崩れてしまったからだそうです。

切通し沿いには実際に使われていた兵舎や弾薬庫などがそのまま残っています。
ガイドさんと一緒だと、この部屋の中にも入れます。

小窓がある部屋は「兵舎」だったそうです。

古びた地に緑が生い茂る姿が幻想的です。

穴が塞がれています。

階段があります。

竹林も見えました。

弾薬庫入口です。
大砲の弾は電信柱くらいの太さくらいあり、台場まで滑車を使って持ち上げていたそうです。

苔むしていて綺麗です。

ここはトイレとして使われていたそうです。

壁が削られて、古代文字のように見えます。

トンネルが見えました。

長さ90mほどの総レンガ造りのトンネルで、通称「愛のトンネル」です。

トンネルの内部には2階建ての地下室が平行に建設されていて、司令部や兵舎など要塞の中心部につながっているそうです。

レンガは長い部分と短い部分を交互に積んでいくフランス積みと呼ばれる方法で積まれ、現存しているのは猿島のものを含め日本に4か所しかないそうです。

トンネルを抜けるとまたすぐにトンネルがありました。

先程よりは小さめのトンネルです。

天空の城ラピュタの廃墟を思わせる世界です。

さらに小さなトンネルもありました。

小さなトンネル内からの眺めです。

砲台跡があります。
太平洋戦争時代の高角砲座(飛行機を狙う大砲)の跡の遺跡です。

砲台跡付近からは東京湾が見渡せました。

日蓮洞にも行ってみました。
ここから階段を下りていきます。

日蓮洞窟です。
日蓮宗の開祖・日蓮聖人が舟で海を渡っている時に嵐にあってしまい、そこに白い猿が現れ、猿島へと導いたことで難を逃れたという伝説が残っており、これが猿島の名前の由来になったそうです。

岩場になっています。

滑り台のようになっています。

岩場の奥の方まで行ってみました。

砲台跡からその先を海の方へ進むと、広場(オイモノ鼻広場)に出ました。
横浜ベイエリアや千葉県の房総半島までが一望できます。

階段で下の方まで行ってみました。

波打ち際までいくと、海釣りをしている人もいました。

最北端に到達したので、別ルートから桟橋に戻ります。

砲台跡です。
円状にいくつもの穴が空いています。

中に入ってみました。

猿島の自然と景観を楽しみながら、ゆっくりと山道を歩きます。

島のほぼ中央に位置する展望台広場に着きました。

横須賀湾を一望できます。

桟橋付近まで戻ってきました。
ここでは海水浴やバーベキューもできます。

海の向こうに横須賀の街が見えます。

波に侵食された岩が神秘的です。

桟橋から船に乗って、猿島とお別れです。

おわりに

猿島は1時間くらいで周遊できます。
手つかずの自然や史跡が残る無人島に、要塞やジブリの世界が広がる、立体迷路のような空間を楽しむことができました。

information

世界三大記念艦 三笠

住所
神奈川県横須賀市稲岡町82-19 (GoogleMap)
アクセス
京急線「横須賀中央」駅より徒歩約15分
観覧時間
9:00〜1730(4月〜9月)
9:00〜17:00(3月・10月)
9:00~16:30(11月〜2月)
休艦日
12/28、29、30、31
観覧料
一般:600円
シニア(65歳以上):500円
高校生:300円
小・中学生:無料
障害者:200円(介護者2名まで)
公式HP
http://www.kinenkan-mikasa.or.jp/

無人島 猿島

住所(三笠発券所)
神奈川県横須賀市小川町27 (GoogleMap)
アクセス(三笠発券所)
京急線「横須賀中央」駅より徒歩約15分
船運航時間
8:30~17:00(3/1〜11/30)
9:30~16:00(12/1〜2月末日)(土日祝日のみ運航)
往復乗船料
大人:1,300円
小学生:650円
小学生未満:無料
猿島公園入園料
15歳以上(中学生除く):200円
小・中学生:100円
公式HP
https://www.tryangle-web.com/sarushima.html
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