「度小月擔仔麺」は、台南で120年以上続く老舗で、美食都市である台南を代表するグルメ「擔仔麺」の元祖でもあります。
「擔仔麺」は、エビのダシが効いたスープに、中細麺、肉そぼろ、香菜、ニンニクなどを合わせた料理で、日本でいうラーメンのようなものです。
今回はそんな台湾の「度小月擔仔麺」に擔仔麺を食べに行ってきました!
台南のレトロな街並みを歩いて「度小月擔仔麺」へ
鄭成功を祀る「延平郡王祠」から歩いて「度小月擔仔麺」へと向かいます。
「延平郡王祠」から「度小月擔仔麺」までは、歩いて約10分ほどです。
開山路を歩いていると、台南孔子廟前にある門前街「府中街」がありました。
細い道路の両脇に並木が続き、露店や雑貨屋、カフェなどが立ち並ぶ、雰囲気の良い街路です。
「府中街」の歴史は1720年の清代康熙帝年間に遡り、400年の歴史があるそうです。
赤い提灯と緑の街路樹が綺麗なレトロでお洒落なストリートです。
200mほどの街路の入り口には、石の楼門「泮宮坊」があるそうです。
南門路と中山路が合流する交差点まで歩いて来ました。
スクーターがたくさん走っています。
「国立台湾文学館」がありました。
「国立台湾文学館」は、台湾初の国家規模の文学博物館で、建物は百年の歴史を有する国定文化遺産だそうです。
「度小月擔仔麺」の台南名物「擔仔麺」
「度小月擔仔麺」は、グルメの都と言われる台南で最も有名な「擔仔麺」の元祖で、圧倒的な歴史と人気を誇るお店です。
1895年創業の老舗で、台湾に5店舗展開し、今回訪れた「台南中正路」店が本店です。
2013年にアメリカのグルメサイト「The Daily Meal」のアジアのレストランベスト101では、43位という順位を獲得しているそうです。
「度小月擔仔麺」の台南本店に着きました。
金と黒の煌びやかな看板です。
お店の前には顔を入れて記念写真を撮るパネルもあります。
店員さんがメニューを持って来てくれました。
麺は、「擔仔麺」、「擔仔米粉」(ビーフン)、「擔仔米粉麺」があります。
他に、魯肉飯のような豚肉のそぼろご飯「肉燥飯」や、「素肉飯」(ベジタリアンご飯)、「香菇素肉乾拌麺」(ベジタリアン)というのもあります。
揚げ物メニューは、「黄金蝦巻」(エビの包み揚げ)、「蚵仔酥」(牡蠣のから揚げ)、「芙蓉炸豆腐」(フライ豆腐)、「香酥花枝丸」(イカのすり身団子フライ)、「老四川皮蛋」(老四川ピータン)などがあります。
店員さんが持って来てくれた注文票に、注文したい料理の蘭に個数を書いて注文します。
「擔仔麺」と「黄金蝦巻」を注文しました。
「擔仔麺」が来ました。
獅子の顔のようなものが描かれた木製の蓋がされているので、まずは蓋を開けて香りを楽しみます。
ご飯茶碗位の小さなお碗に入っており、海老出汁のスープに、中太麺、豚のそぼろ肉、海老、香菜、すりおろしニンニクなどが入っています。
トッピングで煮卵を入れました。
エビのコクと風味が効いたあっさりとしたスープに、肉そぼろとおろしニンニクの濃厚な味わいが広がり、何杯でも食べられそうな美味しさです。
続いて、「黄金蝦巻」(エビの包み揚げ)が来ました。
特製の甘辛いタレに付けていただきます。
プリプリの海老のすり身がサクサクの衣に包まれた絶品です。
おわりに
「度小月擔仔麺」は、「擔仔麺」と「黄金蝦巻」が美味しい、美食都市「台南」を代表する老舗でした。
「度小月擔仔麺」の由来は、海が荒れやすい4月の清明節から10月の中秋節までの「小月」と呼ばれる閑散期を乗り越える為に、台南の漁師が「擔仔(担仔)」と呼ばれる天秤棒で鍋を担いで麺料理を売り歩いていた事から来ているそうです。
台南の歴史と人気を誇る名店「度小月擔仔麺」で、絶品の「擔仔麺」と「黄金蝦巻」を味わいに台南に行ってみてはいかがでしょうか。
information
度小月擔仔麺 台南本店
- 住所
- 台南市中正路16号 (GoogleMap)
- アクセス
- 台湾鉄道「台南」駅よりタクシーで約5分、または徒歩で約15分
- 営業時間
- 11:00〜21:30(ラストオーダー20:50)
- 定休日
- 無休
- 公式HP
- http://www.noodle1895.com/